あらすじ

響(ひびき)と二人で「秘密の庭」を守る千花(ちか)は、響の兄・光が、長年憧れ続けた「秘密の庭」の男の子だったと知る。一瞬、胸がときめくものの、光が死んだのは響のせいだと聞かされショックを受ける。しかし、そのことで自分を責め続ける響に、千花は……? 相変わらず会えばケンカの毎日だけど、少しずつ響にひかれ始めている自分に気付いていく、感動の最終巻。表題作番外編と、ほか1編も同時収録!
ミル・フルール(1)

花の世話が大好きな女の子、千花(ちか)。5年前に「秘密の庭」で出会った男の子からもらった花のタネを、大切に育てている13歳。でも、その「秘密の庭」の持ち主だと名乗る男が突然現れて……!? 相性最悪のその男は、なんと転校生の朝倉響(ひびき)。たった一度しか会ったことがないけれど、千花にとっては憧れの存在だった「秘密の庭」の男の子と、なぜか不思議な共通点が多くて……?

ミル・フルール(2)

大好きな「秘密の庭」がつぶされる!? ──ずっと片思いしていたサッカー少年の修一に告白してふられた千花(ちか)は、落ち込む気持ちを、大好きな花の世話をすることで紛らわそうとする。そんな時、響(ひびき)の父親が「秘密の庭」をつぶすと言い出した! 荒れ果てた庭を守るため、「あたしが庭を生き返らせる!」と、響と共に立ち上がった千花だけど、前途は多難。そこへ、いとこの和志(かずし)も加わって……!?

ミル・フルール(3)

響(ひびき)と二人で「秘密の庭」を守る千花(ちか)は、響の兄・光が、長年憧れ続けた「秘密の庭」の男の子だったと知る。一瞬、胸がときめくものの、光が死んだのは響のせいだと聞かされショックを受ける。しかし、そのことで自分を責め続ける響に、千花は……? 相変わらず会えばケンカの毎日だけど、少しずつ響にひかれ始めている自分に気付いていく、感動の最終巻。表題作番外編と、ほか1編も同時収録!