あらすじ

ウィンブルドン決勝に挑む新人プロテニス・プレイヤーのアル・ターナーは幼い頃ビル・ターナーの、交通事故でなくなった息子の臓器移植を受けていた。その後、ビル・ターナーの養子となり、頭角をあらわしたアルだったが、この「銀」の名を持つ青年には突然倒れてしまう奇癖があったのだった。やがて、彼の出生を巡り、数々の陰謀があらわになっていく……。
銀/黒(1)

ウィンブルドン決勝に挑む新人プロテニス・プレイヤーのアル・ターナーは幼い頃ビル・ターナーの、交通事故でなくなった息子の臓器移植を受けていた。その後、ビル・ターナーの養子となり、頭角をあらわしたアルだったが、この「銀」の名を持つ青年には突然倒れてしまう奇癖があったのだった。やがて、彼の出生を巡り、数々の陰謀があらわになっていく……。

銀/黒(2)

「銀」を名前に持つ青年アル・ターナーはその美貌と特異な才能のために、地下組織に捕らえられてしまった。そこでは彼の生命をかけて、テニスの試合が行われることとなる。彼の出生を巡り、数々の陰謀が複雑に絡まっていく。またそのころ、アルの義父ビルは、アルの秘密を握るある人物との再会を果たしていた。高口里純が「銀」と「黒」を通じて、魂の浄化と運命を描いた名作。

銀/黒(3)

聖ガブリエル神学校に編入した天使のような少年アプリルは、絵から抜け出したような美しさを持っていた。彼は冬の休暇中、東門の廃屋で危険な魅力を持つ上級生、トリスタンを過って銀のナイフで殺してしまう。罪を犯し、悩む彼の前に、現れたのはあのサーハン・レザックだった……。「銀」へと至る、銀と黒の魂の描く美しき螺旋の軌跡を描いたシークレット・スパイラルストーリー。アプリルははたして「銀」か「黒」なのか?時代を超えて、「銀」と「黒」の世界が融合する。

銀/黒(4)

アーロンの息子、キリエがアブリルを見守り、そして癒している間のこと。アブリルに最初に接触したもの、トリスタン・ベントレイの妹が彼の前に現れる。彼女、トリア・ベントレイは成長し、兄トリスタンと見まがうばかりの容貌となったアブリルの姿に驚く。そしてトリアはアプリルの子供を身ごもることになるのだったが……。時代を超えて、「銀」と「黒」の世界は運命の二世へと引き継がれていく。「銀」と「黒」の螺旋が美しく昇華する第4巻。高口里純の描くシークレット・スパイラル。