あらすじ

今、鬼族の間に大きな混沌が生じようとしていた。銀髪の美しい鬼・夜叉は、かつて一族を統べていた鬼の息子。山奥に住まう彼は、争いを望まず静かに生きていた。しかし先帝「義童」は禍々しい意識となって復活し、夜叉の想い人である藤峰に憑依。精神と肉体をともに支配した。切り落とされた首を宮廷から奪い返し、人間に復讐を果たそうとする義童。夜叉は藤峰を取り戻すべく、苦悩しながらもその企みに協力した。だが、首を取り戻した鬼の王者は、残忍な微笑を我が子に向け……!?血の絆と心の絆、いずれが夜叉を動かすのか。本作は「夜叉鬼想伝」本編の序章とも言える、幻の夜叉鬼想伝アナザーストーリー!壮大かつ華麗なるサイキック時代絵巻本編へと導く、シリーズ最終巻(全3巻)!
夜叉鬼想夢魔伝説1巻

時は平安。都を離れ、吉野の山中で暮らす見目麗しい男子。その名を藤峰(ふじみね)という。貴人の血を引き、大勢の女官たちにかしずかれる身の上だが、心はいつも晴れないでいた。8年間という歳月は、父親の面影を薄れさせるのに十分すぎる時間だった。ある日、気分転換にと屋敷を脱け出した藤峰は、怪我をした美しい男と出会い手当てをほどこす。そのことが、恐ろしくも華麗な「鬼」一族と深くかかわってゆく契機になるとも知らずに……。銀髪蒼眼、薫衣の香りを漂わせるその名は、夜叉。鬼との道ならぬ恋は、藤峰の運命を大きく変えてゆくのであった。本作は「夜叉鬼想伝」本編の序章とも言える、幻の夜叉鬼想伝アナザーストーリー!壮大かつ華麗なるサイキック時代絵巻本編へと導く、シリーズ第1巻(全3巻)!

夜叉鬼想夢魔伝説2巻

森閑とした吉野山中に、鬼族の屋敷があった。今上帝の血を引いている藤峰(ふじみね)は、ここで銀髪の鬼「夜叉(やしゃ)」と想いを通わせた。種族を越え、確かな絆をはぐくむふたり。しかし、藤峰の暗殺を企む一派が帝をそそのかし、鬼討伐の武者たちを吉野に向かわせる。軍勢をひきいる僧侶・道庵は、野望の為なら流血をいとわない邪悪な人物だ。脅威が迫る中、夜叉は不在。藤峰は絶望にとらわれるが、そこに新たな魔族が現われて……!?運命は大きくうねりながら一挙クライマックスへ!!本作は「夜叉鬼想伝」本編の序章とも言える、幻の夜叉鬼想伝アナザーストーリー!壮大かつ華麗なるサイキック時代絵巻本編へと導く、シリーズ第2巻(全3巻)!

夜叉鬼想夢魔伝説3巻

今、鬼族の間に大きな混沌が生じようとしていた。銀髪の美しい鬼・夜叉は、かつて一族を統べていた鬼の息子。山奥に住まう彼は、争いを望まず静かに生きていた。しかし先帝「義童」は禍々しい意識となって復活し、夜叉の想い人である藤峰に憑依。精神と肉体をともに支配した。切り落とされた首を宮廷から奪い返し、人間に復讐を果たそうとする義童。夜叉は藤峰を取り戻すべく、苦悩しながらもその企みに協力した。だが、首を取り戻した鬼の王者は、残忍な微笑を我が子に向け……!?血の絆と心の絆、いずれが夜叉を動かすのか。本作は「夜叉鬼想伝」本編の序章とも言える、幻の夜叉鬼想伝アナザーストーリー!壮大かつ華麗なるサイキック時代絵巻本編へと導く、シリーズ最終巻(全3巻)!