あらすじ

海から逃げ出すことができず、彼の狂気に次第に飲み込まれていく紅子。空にもらった大切な指輪まで奪われ、取り戻したい一心で海に抱かれてしまう…。日々、海に怯えて過ごす紅子だったけれど、ある日、彼が時折見せる「優しさ」に気づいて…!?
僕らの恋は死にいたる病のようで(1)

幼なじみ・空(そら)と、つきあって4年の紅子。18歳になったらプロポーズをすると紅子に告白した空は、彼女をかばって交通事故で死んだ…。それから紅子の前に現れたのは、声も姿も空そっくりの双子の弟・海(うみ)だった。海の、空に対する恐ろしいほどの執着は歪んだ愛情となって紅子にむけられ…!?

僕らの恋は死にいたる病のようで(2)

海から逃げ出すことができず、彼の狂気に次第に飲み込まれていく紅子。空にもらった大切な指輪まで奪われ、取り戻したい一心で海に抱かれてしまう…。日々、海に怯えて過ごす紅子だったけれど、ある日、彼が時折見せる「優しさ」に気づいて…!?

僕らの恋は死にいたる病のようで(3)

紅子の幼なじみで恋人の空が、紅子をかばって亡くなったとき、空の双子の弟・海の復讐が始まった。紅子は空から貰った指輪を奪われ、罵られ、さまざまな屈辱的な方法で海に苦しめられる。だけど、時折海が見せる優しさに、混乱して…。そんなある日、紅子は海が小さい頃書いた手紙を見つける。そこには、海が紅子を好きだととれるメッセージが書いてあって…。愛と憎しみの渦巻く衝撃作、ついに完結!