「自分にそんな価値があると思ってるの?」パパ活で出会った男に言われた言葉。私のこと何も知らないくせに…私達は今日も値踏みされる。個性という名の「特典」で、男が定める価値によって――大学進学資金を貯めるため高校時代の友人とパパ活に勤しむ真湖(まこ)。身体の関係をもたないパパ活を望む二人だが、現実は厳しく…パパ候補の男たちは善良な顔をしていても、心を開こうとした途端「オトナ」を求めてくる。パパを獲得し、お金を稼ぐためには「オトナ」をするしかないのか…揺れる真湖の前に現れたのは!?自分の価値とは何なのか、迷いながらも現代を生き抜こうともがくパパ活女子の物語。