あらすじ

日本極道抗争史上、沖縄のヤクザ戦争ほど凄惨なものはなかった――! 沖縄ヤクザは長い間、那覇派とコザ派に分かれて抗争を続けていたが、昭和45年(1970年)ついに両派は手を結んで『沖縄連合旭琉会』を結成した。しかし理事の一人、上原勇吉率いる上原一家は処遇を巡って理事長の新城喜史と対立、4年後の10月24日、宜野湾市のナイトクラブで新城を暗殺した。そして理事長を殺られた旭琉会800名が全兵力を挙げて上原一家を攻撃し始め、それが上原一家50名の長い苦闘の歴史の幕開けとなる。カービン銃、手榴弾、マグナム弾……まるで映画のような殺戮戦だ。たちまち上原一家は壊滅寸前まで追い込まれたが、そこに登場したのが三代目山口組・竹中正久だった。上原勇吉は、三代目山口組若頭補佐・大平一雄の盃をもらうことにより、一大反攻作戦に転じた―――…! 知られざる血みどろの大暴力戦の内幕を描く、バイオレンス・ドキュメントコミックの決定版!!
実録  山口組抗争史1 竹中正久と沖縄ヤクザ戦争~銃撃!爆破!凄惨リンチ!~

日本極道抗争史上、沖縄のヤクザ戦争ほど凄惨なものはなかった――! 沖縄ヤクザは長い間、那覇派とコザ派に分かれて抗争を続けていたが、昭和45年(1970年)ついに両派は手を結んで『沖縄連合旭琉会』を結成した。しかし理事の一人、上原勇吉率いる上原一家は処遇を巡って理事長の新城喜史と対立、4年後の10月24日、宜野湾市のナイトクラブで新城を暗殺した。そして理事長を殺られた旭琉会800名が全兵力を挙げて上原一家を攻撃し始め、それが上原一家50名の長い苦闘の歴史の幕開けとなる。カービン銃、手榴弾、マグナム弾……まるで映画のような殺戮戦だ。たちまち上原一家は壊滅寸前まで追い込まれたが、そこに登場したのが三代目山口組・竹中正久だった。上原勇吉は、三代目山口組若頭補佐・大平一雄の盃をもらうことにより、一大反攻作戦に転じた―――…! 知られざる血みどろの大暴力戦の内幕を描く、バイオレンス・ドキュメントコミックの決定版!!

実録  山口組抗争史2 大阪極道戦争~最凶愚連隊・明友会をつぶせ!!~

昭和21年(1946年)、山口組三代目組長を襲名した田岡一雄は、それからほぼ10年にして地元神戸のほとんど全域を掌握してしまった。そして昭和32年(1957年)、掌握の矛先を神戸から他府県…いや全国へと拡げていくべく、田岡の出身地である徳島県の小松島を皮切りに侵攻を開始するのだが、その過程で是が非でも成し遂げておきたいのが、神戸に隣接する日本第二の都市・大阪の制圧であった。田岡はその大任を最も信頼をおくナンバー2の若頭・地道行雄に託し、地道は期待に応え大阪で勇猛と悪名を轟かせる柳川組をいとも簡単に傘下に組み込むなどして地歩を固めていくのだが、その前に一筋縄ではいかない大きな難敵が立ちふさがった。義侠心など歯牙にもかけず、欲得のために暴虐の限りを尽くし地元で恐れられる大阪最凶の愚連隊・明友会である。構成員2千人とも豪語するこの大暴力集団を山口組の前にひれ伏させるべく、地道は驚きの殲滅作戦に打って出るのだった――! 昭和30年代、神戸の一地方組織にしかすぎなかった山口組を一躍日本中に知らしめることになった“大阪極道戦争”のすべてを迫真の筆致で描く、バイオレンス実録コミックの決定版!!

実録  山口組抗争史3 田岡三代目狙撃!! 流血の大阪戦争のすべて

「流血! 大阪戦争勃発!!」 全国進出をほぼ完了し、向かうところ敵なし状態だった昭和50年(1975年)7月26日深夜、山口組に突如銃弾が撃ち込まれた。関西の名門博徒・松田組が賭場でのもつれから山口組系徳元組組員3人を射殺。当然、山口組側は激怒し、双方一触即発となったが、山口組側の一部には楽観論もあった。なにしろ当時山口組は全500団体・総員15,000人という巨大勢力。これに対して松田組は30団体300人という小規模さで、その優劣の差は明らかである。ところが、この小さな“蟻”は見上げんばかりの“巨象”に対して敢然と勝負を挑み、あろうことか近世極道史上に残る一大襲撃…あの田岡三代目に銃撃を加えたのである―――! 果たして、この日本列島を震撼させた血の抗争劇の顛末や如何に…!? 圧倒的臨場感と怒涛の迫力で描く、ピカレスク実録劇画の決定版!!