予知夢を見る体質の彼方が夢で出会った女性と再会した事から実は自分はタイムスリップしていたかもしれない事を知る。彼方は哀しい過去を、避けたい未来を変えるため奮闘する!
夢で出会った女性と再会した彼方は彼女から自分は記憶喪失であると告げられ、「自分の正体について知らないのは怖くはないのか?」と尋ねられたことから10年前のある出来事が蘇り──
未来だけではなく過去にもタイムスリップしているのではないか?ということに気づいた彼方はハルカにそのことを話すと「覚えていたいことを覚えていていいんですよ」と言われ、亡くなった野木先輩の笑顔を思い出し…
野木先輩を自分のタイムスリップする体質を使って助けようと決めた彼方は毎日野木先輩への手紙をスウェットのポケットに入れて時が来るのを待っていた。そしてその時はやってくる──!!!!
彼方はハルカを誘ってハイキングへ行く。楽しい時を過ごす二人だったが、ハルカは自分が誰だったとしても変わらずにいてくれるのだろうか?と考える。一方、彼方はその夜ハルカが遺書を持って血だらけで倒れている姿を夢に見て!?
遺書の夢を話してからハルカが姿を見せなくなり心配する彼方だったが、夢で初めて二人が出会った渋谷の交差点にハルカはいた。彼方は伝えなければならないことがあると自分の部屋にハルカを招きそこで驚くべき光景を目にする!
ハルカが突然消失した原因として「時をかける生き霊」の本が怪しいという指摘を日下部から受けた彼方は日下部と共に本の内容について検討するうちに実はハルカも彼方と同じ体質だったのではないか?ということに気づき……