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「僕の初めての食事はキミに決めたからな」弁護士を志す大学生・遠藤将臣は生来のストイックさから周囲に「閻魔大王」と恐れられ遠巻きにされていた。ある日バイト先の弁護士事務所で柔軟性の無さを指摘され、何が正しいのかわからなくなってしまった将臣の前に突如として淫魔を自称する謎の青年・リアムが現れる。明らかに人間のものではない羽根を背に持つリアムは将臣の悩みが解決するよう協力すると言い、更には将臣を初めての食事に決めたと言い始め――!?
卒業課題に臨む淫魔・リアムと生活を共にすることになった大学生・将臣。【淫魔】という存在への警戒心を抱く将臣だったが、そんな将臣に対し真摯な言動を貫くリアムに徐々に心を動かされていく。信頼関係が生まれた矢先、リアムの提案で二人でデートに行くことになり…!?
卒業課題に向けて将臣と生活を共にするさなか、経験したことのない空腹感に襲われてしまうリアム。将臣に気遣って秘密にしながら同じく人間界に居る友人に相談しながら解決策を探すものの、思うようには見つからずにいた。そんなある雨の日、将臣が玄関先に傘を忘れていることに気づいたリアムはバイト先の弁護士事務所に届けようとして……。
突然現れた淫魔・リアムと接することで大学でも少しずつ交流の和を広げていた将臣だったが、勉強に励むあまりに体調を崩し熱を出してしまう。辛そうな将臣を純粋に心配して看病に勤しんでいたリアムは、熱に浮かされた将臣の普段とは違った表情を目の当たりにすることになり……？
リアムの手伝いもあって無事に試験を乗り越えた将臣は、アルバイト先の弁護士事務所の先輩から花火見物の集まりに誘われる。交流に慣れるためにもと誘いを受けた将臣だったが、当日見事な打ち上げ花火を目にしながら思い出したのは――……。
