金、女、それぞれが抱える欲望が渦を巻く。恋人との結婚を控えている準人は、10年ぶりに友人の大輔と初恋の相手である静華に再会した。静華は大輔と結婚していたが、昔と変わらず美しいその姿を前に、婚約者との結婚に疑問を抱いていた隼人の心は揺れ動く。「こんな気持ちを抱いてはいけない」そう思っていても欲にまみれた恋心は膨らみ続けた。そして静華から「大輔と別れたい」と相談され、ついに隼人は欲望を抑えることが出来なくなってしまい――。【※この作品は「欲望の渦」の第11巻~13巻を収録した合本版です。重複購入にご注意ください。】