あらすじ正義感や道徳心が強すぎるせいで、大学生になってなお周囲との軋轢が絶えない宮本佳衣。ある日それを緩和しようと息抜きに誘ってくれたのは、長い間秘かに想い続けていた高校時代の恩師、吉澤智士だった。勧められるままバーで酒を飲み、少し砕けた話もして。佳衣はすっかり夢見心地だった──その電車に乗るまでは。「佳衣。君はここで、色欲に溺れて、少し息のつき方を覚えたらいい」囁かれた狂気の台詞。混乱の極みの中、捕えられてしまった佳衣は……。