あらすじ

出逢いは三年前、病院の中庭。目を治療中でほとんど見えないのに本を読みたがっていた年上の人へ、志央が朗読を申し出たのだ。変声前の志央が「おれのこと女の子だと思ってる?」と感じつつ問い質せないまま、穏やかに続けられた逢瀬は終わりを告げる。その彼――永渡と思わぬ再会を果たした今、戸惑いながらもみるみる惹かれていく志央だが……?
目を閉じて触れて

出逢いは三年前、病院の中庭。目を治療中でほとんど見えないのに本を読みたがっていた年上の人へ、志央が朗読を申し出たのだ。変声前の志央が「おれのこと女の子だと思ってる?」と感じつつ問い質せないまま、穏やかに続けられた逢瀬は終わりを告げる。その彼――永渡と思わぬ再会を果たした今、戸惑いながらもみるみる惹かれていく志央だが……?