あらすじ

あいつに奪われるくらいなら、お前を殺したい十八歳になった年、ローエン士官学校に入学したマホロは、そこで運命と出逢った。類い稀な才能と美貌を持ち、マホロを熱愛する火の血族のノア。それに、マホロを幼い頃から守り育てながら、今では敵になってしまった闇の血族のジークフリートだ。ジークフリートはマホロをノアから奪い返すべく、あらゆる手を使い、闘いを仕掛けてくる。マホロは自分に対する独占欲と情熱を隠さないノアに惹かれる一方で、ジークフリートを敵とは思いきれずにいた。そんな中、ノアの友人でマホロを特別視していたオスカーが「ねえ、俺 ──君のこと好きになってもいい?」と参戦してきて!?魔法と闘い、恋と裏切りの第二幕、開幕!!
烈火の血族【イラスト付】

俺にキスされるのは嫌か?十八歳になったマホロは、ある使命──失踪したジークフリート・ボールドウィンの手がかりを得るため、ローエン士官学校に入学した。ローエン士官学校はこの国唯一の魔法を学べるエリート士官学校として知られている。そこで、マホロは名門セント・ジョーンズ家の子息ノアと知り合う。学生に絶大な人気を誇り、親衛隊まで持ちながら、ノアが唯一興味を示すのは、落ちこぼれのマホロだった。ノアによれば、直感がマホロを手に入れろと言うらしい。平穏なはずの学校生活に、嵐が吹き荒れる!?魔法にドラゴン、秘密が絡まり合う壮大な恋と闘いの物語、開幕!!

花嵐の血族【イラスト付】

あいつに奪われるくらいなら、お前を殺したい十八歳になった年、ローエン士官学校に入学したマホロは、そこで運命と出逢った。類い稀な才能と美貌を持ち、マホロを熱愛する火の血族のノア。それに、マホロを幼い頃から守り育てながら、今では敵になってしまった闇の血族のジークフリートだ。ジークフリートはマホロをノアから奪い返すべく、あらゆる手を使い、闘いを仕掛けてくる。マホロは自分に対する独占欲と情熱を隠さないノアに惹かれる一方で、ジークフリートを敵とは思いきれずにいた。そんな中、ノアの友人でマホロを特別視していたオスカーが「ねえ、俺 ──君のこと好きになってもいい?」と参戦してきて!?魔法と闘い、恋と裏切りの第二幕、開幕!!

女王殺しの血族【イラスト付】

お前になら殺されてもいい「マホロ、キスをしなさい」オスカーにさらわれ、ジークフリートの異能力によって身体の自由を奪われて人形になってしまったマホロは、ジークフリートに命じられるまま動くことしかできなかった。ノアに会いたい──そう願うマホロは、ある出来事をきっかけに、『過去』のジークフリート、『現在』のノアを視て、マホロをよく知る光の精霊王に出会う。一方、マホロを奪還するため動きだしたノアだが、光魔法の血族を抱くことができるのは、闇魔法の血族だけという血の縛りに苦悩していた。けれど、闘いの中、ノアにある変化が生じて!?謀略と対立、愛と憎しみが交錯する怒涛の第三弾登場!!

異端の血族【イラスト付】

俺を嫌いになったか……?囚われの身となったレオンを助けるため、再び闇魔法の一族の村を訪ねたマホロは、そこで闇魔法の血族の本当の姿を知る。それは、マホロの知らないノアだった。外では他人を拒絶していたノアが、この村では積極的に人と関わり、同族の少女が馴れ馴れしく身体を触れることさえ許した。まともに話を聞いてくれず、どんどん変わっていくノアに、マホロは苛立ち、どうしようもなく苦しくなる。どんなに好きでも、ノアとはもう一緒にいたくない!すれ違い始めたふたりは……光魔法と闇魔法の血族の謎、ノアの出生の秘密、次々と衝撃の事実が明らかに──!!

兇王の血族【イラスト付】

お前は俺のものだ 誰にも渡さない女王陛下の死と新国王の戴冠式を終え、光魔法の子であるマホロは無事二年に進級した。四年になったノアは恋人のマホロを守るため、軍の実習先として魔法団を選び、クリムゾン島に残った。敵であるジークフリートの動きを警戒しつつも、今はひととき穏やかな時間が流れていた。そんな時、司祭のオボロが行方不明になり…光魔法の血族を憎むノアの母アリシア、奇跡の力を我がものとしたい国王アルフレッド、そして、マホロを求めるジークフリート。愛し合うノアとマホロの前に、幾つもの欲望、執着、謀略が立ち塞がって!?

呪縛の血族【イラスト付】

──お前なんて、もういらない囚われの身となったジークフリートを守るため、マホロはアルフレッド陛下の絶対服従の呪法を受け入れた。この先、アルフレッドが死なない限り、マホロは命令に絶対に逆らえない立場になったのだ。このことはノアに知られてはいけない!秘密を抱えたまま、マホロは奇跡を起こす聖者として王命に従い巡礼地を巡り、熱狂的に歓迎されるようになる。護衛として帯同するノアだが、徐々にマホロの態度に不審を覚えるようになっていく。闇の血族と光の血族──惹かれながらも、激しく反発して!?

ノアが大好きだけど、闇の血族としての彼の本能を疎ましく思ってしまうマホロ。アルフレッド陛下からマホロを守るため、ナターシャ王女殿下と婚約したノア。惹かれ合いながらも、ふたりは身動きできなくなっていた。そんななか、反乱者たちは不穏な事件を起こし、アリシア妃もまた陰謀を張り巡らせる。闇の血族の憎悪と対立を生んだこの世界を自分なら変えることができる…選ばれた光の血族の子として、マホロが選んだのは──…血族シリーズ、ついに完結!!