あらすじ男同士の恋人と置き去りにされた子どもたち亀裂と再構築の“擬似”家族ストーリー4人で訪れた水族館での記念撮影。旺志郎は父親、女物の服で身を飾る姫は母親、楽夢と真里央はふたりの子供に。他人から普通の家族に間違われ、普通を捨てきれない旺志郎のまんざらでもない様子に姫はわだかまりを抱いて……。人を想ったとき、自分の想いにも気づく。擬似家族から家族へ近づく第2巻。電子版限定特典として描き下ろしカラーイラスト付き!
恋人の姫宮と2人暮らしをしている30歳のサラリーマン・窪田旺志郎の元に、2人の子供・楽夢(らむ)と真理央(まりお)を連れた6つ上の姉が突然現れます。 たまたま姫宮は夜勤の日で、姉の言うままに3人を泊めることになる窪田。 しかし次の日、窪田が目を覚ましたときには姉の姿はなく、楽夢は彼女が自分たちを捨てて出ていったのだと言います。 このような経緯で、突然一緒に暮らすこととなった窪田とその恋人の姫宮、そして楽夢と真理央の姉弟を描く作品です。 楽夢は母親が自分たちをいつか捨てるだろうと思っていたようですが、真理央のほうはまだ幼く、母親がいなくなった事実を理解できていません。 また、窪田と姫宮のカップルも実はある秘密を抱えていて、4人の突然の同居生活を描く過程で、それぞれが抱えている問題が少しずつあぶり出されていきます。 まずは窪田の抱える心の傷、そして姫宮との秘密が描かれている1話を読んで物語の雰囲気を知ってもらいたい作品です。 1巻まで読了