あらすじマジリカとして魔女の仕事も増えてきたマッジとリリカ。順調にステップアップしていくのか…と思いきや古代魔女の秘密を探る記者が現れたりリリカがハリウッドに行ってしまう可能性が出てきたりと相変わらず落ち着かない二人の魔女ライフ。そんな二人は、やがて魔女の祭典ハロウィンを迎えて――。マッジとリリカ、二人の魔女ライフ完結です。※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
魔女という存在がひとつの職業として認知され、まるで芸能界のように人気度と生活レベルが直結する世界。そんな中、魔女としては最低ランク、生活レベルも最低ランクな貧乏生活をしている魔女コンビ、マッジとリリカの暮らしを描いてます。生活そのものはいつもギリギリで、頑張りたいマッジに対してやる気のないリリカというちぐはぐさ。魔女として大成功するんじゃなくて、少しでも広い部屋に住むとか、好きな時に好きなものを食べるとか、そんな生活が当面の夢。 若者の貧困…!という目線で読めば深刻な感じになっちゃいますが、2人はそれぞれ「がむしゃらに頑張る」ではなく「ちょっと頑張る」スタンスで、少しずつ自分達の可能性の広がりを見つけていくので心穏やかに読めるし応援したくなります。 (1巻時点では)百合とは違うかなと思いますが、同居生活を送っていながら、仕事のパートナー以上、友達未満…的な特殊な関係性な2人がとても良いなと感じます。