あらすじ

否定されても、理解されなくてもいい。これが――あの人に捧げる私の愛。我が儘で高飛車でとんでもない浪費家だと噂され嫌われている、若きローゼンシュタイン伯爵夫人であるオフィーリア。しかしそれは全てオフィーリアの、夫への献身からくる偽りの姿だった。婚姻後、夫であるオルフェウスの想い人の存在を知ったオフィーリアは、禍根なく離縁できるように嫌われ者を演じ続けている。早く離縁を切り出してほしいと望むオフィーリアと裏腹に、オルフェウスはオフィーリアを頑なに手放そうとせず……?
あなたに捧げる赤い薔薇 1

否定されても、理解されなくてもいい。これが――あの人に捧げる私の愛。我が儘で高飛車でとんでもない浪費家だと噂され嫌われている、若きローゼンシュタイン伯爵夫人であるオフィーリア。しかしそれは全てオフィーリアの、夫への献身からくる偽りの姿だった。婚姻後、夫であるオルフェウスの想い人の存在を知ったオフィーリアは、禍根なく離縁できるように嫌われ者を演じ続けている。早く離縁を切り出してほしいと望むオフィーリアと裏腹に、オルフェウスはオフィーリアを頑なに手放そうとせず……?

あなたに捧げる赤い薔薇 2

夫・オルフェウスのため、嫌われ者を演じてきたオフィーリアは自らの認識が誤解であったことを知る。オルフェウスへの愛を再確認しつつ、彼を傷つけた罪をどう償うべきか、逡巡するオフィーリアが出した結論は……。