あらすじ

晴美がホステスになってから1年半。銀座の話題をさらった“処女争奪戦”はすでに過去のものとなっていたが、その話題で客足が増えた「クラブ安奈」は不況の中でも売上好調を維持し、晴美にも係の客が増えてホステスとして順調な日々を送っていた。そんなある日、上客の作家グループの席についた晴美は、人気小説家・上條に惹かれている自分を意識し始める…。
夜光華~聖女帝~ 1巻

【フルカラー作品】ネオン街を舞台に『女帝』を始め、数々のヒットを飛ばした原作者・倉科遼が、超美麗タッチの女流作画家・東克美と組んだもうひとつの銀座純愛物語……。夜の銀座は身ひとつで己の才覚と努力次第でのし上がれる世界。銀座…昼は高級ショッピングの街として女たちが闊歩し、夜は、高級クラブに勤める女性たちに男が群がる欲望の街…。そして銀座は、昼も夜も“おんな”が主役の街――。銀座ナンバーワンホステスを目指し、北海道から上京した晴美は、銀座で、生きて、稼いで、貧乏から抜けだすことを誓った……。

試し読み
夜光華~聖女帝~ 2巻

ホステスとなった晴美は、ママの提案で「処女」を売りにして5人の遊び人を店に通わせるゲームを仕掛ける。5人とも、金融・不動産・アパレル会社社長、プロゴルファー、二世議員といった一流の大物ばかり。しかも、それぞれが『初モノ』好きといった嗜好の持ち主達。5人ともゲームに参加することを了承するのだが……。

夜光華~聖女帝~ 3巻

覚悟と根性を試されることになった晴美は、“銀座の女帝”尾崎安奈のお店で働くことになった。安奈ママは、ホステスに必要な資質である優れた観察力や洞察力、推察力が晴美に備わっていることを知り興味をつのらせる。そしてついに覚悟と根性の時がやって来た。「処女を高く売りたい」とキッパリと言い放った晴美に、安奈ママは社会的地位もある一流の5人の常連客をながめながら言う。「さあこの中から、処女を売りたい男を選びなさい」……と。

夜光華~聖女帝~ 4巻

晴美がホステスになってから1年半。銀座の話題をさらった“処女争奪戦”はすでに過去のものとなっていたが、その話題で客足が増えた「クラブ安奈」は不況の中でも売上好調を維持し、晴美にも係の客が増えてホステスとして順調な日々を送っていた。そんなある日、上客の作家グループの席についた晴美は、人気小説家・上條に惹かれている自分を意識し始める…。

夜光華~聖女帝~ 5巻

ついに上條に同伴してもらえるようになった晴美。だがそんな晴美にまたしても試練が襲いかかる。母がガンで倒れたというのだ。治療を続ければ完治は可能だが、それには多額の医療費がかかる。安奈に相談した晴美は、安奈から銀座の女として生きる覚悟を問われ「あたしはお金を稼ぐために銀座に来たんだ」と、処女を売る決意を固めるが…。

夜光華~聖女帝~ 6巻

上條への想いを振り切り番場の愛人となった晴美。だが上條が雑誌に発表した小説によって、銀座では晴美の初体験の相手は上條だという噂が広まっていた。真実を知るのはごく少数の当事者のみ。銀座一のプレイボーイに勝った優越感に浸る番場だが、そんなある日、晴美は安奈から、近々番場の会社に地検の捜査が入ると聞かされる…。