あらすじ

もうひとりの酵素の持ち主・加瀬栄子が現れたことで、もろくも崩れ去った阿川、れな、麻生の関係。阿川のもとを飛び出したれなは、加瀬の世話になるが、彼女は酵素の摂取に必要なキスに応じないばかりか、れなを虐待するような態度を取り始める。一方、麻生から同棲の解消を突きつけられた阿川は、それに応じて部屋を出ていく。さらに麻生の部下である立場からも離れようと異動願いを出すが…!?最先端恋愛コミック、感動の最終巻!!
さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II 1巻

化粧品会社の営業2年目・阿川宗則は、女性のためにあるこの業界で、自分が最下層にいることを痛感していた。女性不信に陥り、最近はキスすらしていない阿川だが、この日も新米BA(美容部員)にグチられたり、先輩社員・麻生にヒヨッコ扱いされたりと苦難の連続。やっと1日が終わり、ファーストフード店に立ち寄った阿川だが、そこで大量にメニューを注文する女の子と出会い…!?

さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II 2巻

「キスしてくれなきゃ小さくなっちゃう」という玲菜の話を半信半疑で聞いていた阿川が、「キスしていいよ」と彼女を連れていった先はラブホテル。そこで阿川はわざと玲菜を押し倒すそぶりを見せ、嫌がる彼女の反応から、まだ彼女に男性経験が全くないことを言い当てる。そして、恥ずかしさにうつむいてしまった玲菜に、阿川は自らの10代のことを語り始めるが…!?

さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II 3巻

同棲話も出始めるほど、麻生との恋愛関係が深まっていく阿川。だが、そんな彼の前に再び現れた玲菜は、以前よりもさらに小さく、小学生のような姿になっていた。これまで半信半疑だった阿川も玲菜の病気を現実として受け止めるが、彼女を救うには「1日1回のキス」を続けることが必要と聞かされて…!?

さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II(4)

初めての激しいケンカの後、お互いの愛を確かめあうようにキスをする阿川と麻生。その最中、麻生は過去に付き合ってきた男たちのことを思い出していた。学生時代は学祭イベントを仕切る存在だったが、就職したら会社のグチばかり言うようになった先輩…。仕事も遊びもデキるが、デートでのセリフがすべてマニュアル通りな取引先の男…。最初は阿川も同じような男だと思い…!?

さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II(5)

これまで阿川と麻生に隠していた自分の過去を、ついに話し始めたれな。それは地味で真面目な印象だった高校時代、自分の背の高さや目つきの悪さを恥ずかしく思っていたこと。また、妹・綾那が自分とは正反対に明るく子どもっぽい印象で、それをずっと羨ましいと思っていたことなどで…!?まだ小さくなる前、高校生・れなの切ない恋物語を完全収録。

さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II(6)

取引先の女性店員・後藤から仕事上の情報提供を持ちかけられ、彼女とディナーを共にした阿川。だが、その後訪れたカラオケ店で、後藤が酔った勢いでキスをしてきて一触即発の状態に!売場の成績に苦しんでいた阿川もまた、その場の空気に身をまかせそうになるが…!?恋人・麻生と、キスしなきゃいけない娘・れなとの共同生活は保てるのか…!?

さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II(7)

同じ会社の阿川と麻生は、仕事をめぐって大ゲンカ。イライラした面持ちのまま同棲中の自宅に帰ってきた麻生だが、阿川から仲直りしたい素直な気持ちを告げられて、気分がほぐれていく。そして阿川が入浴中のバスルームに入り込み、「自分のバカさかげんに怒ってた」「キミのことを目の届く場所に置いておきたかった」と、思わず本音がこぼれ出て…!?

さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II(8)

渋江への告白が実らず、絶望して故郷の尾道へと去っていったれな。駆けつけた阿川とのキスも拒み、今までの記憶をすべて忘れるほど小さくなれば、もう苦しまずに済むと涙ながらに訴える。だが、阿川はそんな彼女に「オレのことも忘れるのか?」「おまえは忘れても、オレは忘れられないんだぞ」と言い返し…!?

さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II(9)

麻生の新会社のCMキャラクターが急きょ降板したため、代役で「小学生として」出演することを了承したれな。その商品は社会現象を起こすほどの大ヒットを記録し、REICO(=れな)もまた世間に注目される存在となっていく。REICOのCM出演は1回きりと約束していた麻生だったが、当然社内ではCM第2弾でもREICOを起用すべきとの声が高まり…!?

さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II(10)

新CM発表会見のあと、プライベートで温泉旅館へ向かった阿川、れな、麻生の3人。会見の場で、れなの自分への想いを知ってしまった阿川は、そのことを意識してか、この日は若返り防止のためのキスが結局できずじまい。そして、それに気付いた麻生は阿川に向かって「私達3人の中で、誰よりも長生きして」「2人の女を愛するなら、その責任があるのよ」とささやいて…!?

さくらんぼシンドローム クピドの悪戯II(11)

もうひとりの酵素の持ち主・加瀬栄子が現れたことで、もろくも崩れ去った阿川、れな、麻生の関係。阿川のもとを飛び出したれなは、加瀬の世話になるが、彼女は酵素の摂取に必要なキスに応じないばかりか、れなを虐待するような態度を取り始める。一方、麻生から同棲の解消を突きつけられた阿川は、それに応じて部屋を出ていく。さらに麻生の部下である立場からも離れようと異動願いを出すが…!?最先端恋愛コミック、感動の最終巻!!