次に深手を負ったら、致死量か? 終わりの来ない、恋がしたい。ちょっとズレてる真面目な上司×ヨロめきやすい傷心の寂しがりBL。相思相愛と信じて疑わなかった彼氏に突然フラれ、ショックで無気力ぎみな加納。ひとりで生きるのは無理。でも、つかの間の恋をするなんて、もっと怖い。なのに駅で助けてくれた高校生にはときめくし、職場の店長にもグラついてきてしまう始末…。ただ好きな人と、ずっと一緒にいたい。それだけのことが、どうしてこんなにも難しいのだろう? 行き先の知れぬ列車と心に揺られながら、「生きる」と「恋する」をさまよう各駅停車のトリップ・ラブ。
ザッとした線の描き方も今まで読んだBL漫画にはあまりなかったので新鮮だったのと、あらすじを見ないで読んだので、主人公は最終的に誰と…?というのがわからなかったのが良かった。 相思相愛だと思ってた恋人にフラれて傷心の主人公、性的マイノリティを理解しようとするもから回っちゃうノンケの上司、同じ駅で会う可愛い男子高校生、ゲイを隠さずに入社してきた馴れ馴れしい部下など…色んな人間関係が交差する様子もじっくり描いている印象。