流麗な筆致で描かれる、めくるめく少女学園ものの先駆作。バレエ、クラスメイトの嫉妬と和解、そこはかとなく漂うエスの気配。『NANA』にまでつながる「少女マンガのお手本」(嶽本野ばら)※電子書籍版に『「パリ~東京」「さくら並木」読本』(別冊インタビュー・解説・対談)は収録されていません。
ジャンルを育てたレジェンドたちの証言 少女マンガの「黄金期」は1970年代といわれているが、それまでの作家や作品の記録は多く残されていない。1953年に手塚治虫が描いた「リボンの騎士」から1972年に池田理代子が「ベルサイユのばら」を描くまでのあいだ、少女マンガというジャンルはいかに開拓されてきたのか。少女マンガ界の先駆者たちに、少女向け雑誌の編集者や貸本マンガの関係者も加え、50-60年代の少女マンガを語り尽くす。詳注・図版多数。
劇画発祥の地となった大阪・日の丸文庫に、乙女画の巨匠がひっそりと残した、知られざる逸品!花売りの少女、憧れのパリ、と少女の夢に欠かせない、「少女マンガの黄金律」(嶽本野ばら)!※電子書籍版に『「パリ~東京」「さくら並木」読本』(別冊インタビュー・解説・対談)は収録されていません。
大手柄を挙げた朝夕新聞のホープ・向井記者。迷宮入りが確実な事件を解決したことで、名探偵とおだてられるが、向井の弟・一も兄と共に大活躍していた。そんな二人が、ホテルで起きた密室殺人事件の謎に挑むが…。『わんぱく探偵』(さいとう・たかを)/ほか、『隣室の男』(松本正彦)/『呪われた宝石』(桜井昌一)/『まだらの紐』(高橋真琴)/『鸚鵡』(久呂田まさみ)/『私は見た』(辰巳ヨシヒロ)/など、全6作品を収録した劇画短編集第1巻!ハードボイルド劇画の世界は必見の価値ありです!