10代の頃に雑誌の連載で読んでいました。新人の美容師・まゆ子が才能を見い出され、苦難をいくつも乗り越えながら世界的なヘアドレッサーへの道を駆け上がっていくストーリーです。 当時はヘアメイク関連のアーチストが今のようにポピュラーな存在ではなかったので、自分とは縁のない華やかな世界の物語と思っていましたが、ストーリーはスポ根の王道のような感じで読みやすいです。絵柄やファッションに時代を感じるものの、展開が早くスリリングで、一気に読み返してしまいました!
ファッションの世界に魅了された主人公・菜々美が、さまざまな困難に襲われながらも挑戦していく物語です。1970~1980年代は、デザイナーを目指して服飾専門学校に進学する人が多く、一条ゆかりさんの「デザイナー」など、ファッション界を舞台にした少女漫画も多かったので、時代を感じます。が、愛と野望と陰謀がまじりあったストーリーは、今読むと意外と新鮮かもしれません。 何より登場人物たちの生きかたが素敵だと思いました。服飾の世界は見ているだけなら華やかですが、裏側ではよりよい作品を生み出すために努力する人たちが大勢いるということを感じました。何が起きても前を向いて生きていこうとする菜々美にも共感します。同世代の彼氏と年上の有名デザイナーとの間で揺れ動く複雑な恋愛関係も読みごたえがありました。
10代の頃に雑誌の連載で読んでいました。新人の美容師・まゆ子が才能を見い出され、苦難をいくつも乗り越えながら世界的なヘアドレッサーへの道を駆け上がっていくストーリーです。 当時はヘアメイク関連のアーチストが今のようにポピュラーな存在ではなかったので、自分とは縁のない華やかな世界の物語と思っていましたが、ストーリーはスポ根の王道のような感じで読みやすいです。絵柄やファッションに時代を感じるものの、展開が早くスリリングで、一気に読み返してしまいました!