“新感覚ダークファンタジー”――東京の地下には、死者の世界(黄泉)とこの世を結ぶ狭間がある。その狭間に迷い込んできた人間を導いていく男がいる。彼は死ぬべき運命の人間と、まだ生きるべき人間を見分けることができる。そう、「命の残り火」が見えているのだ。今日も地下鉄を舞台に、生きている人間と死んだ者との運命が交錯する。いつかあなたも地下鉄の構内で、こう呼び止められるかもしれない。「君はまだ来るべき人間じゃない-」あるいは...!?