心温まる素敵な話でホッコリした。と同時に考えさせられもした。いかつい見た目により誤解されがちな寿々木君は、周囲の言動により自信を失い、自分らしく振る舞うことも出来なくなっていた。それが春名と出会った事により、徐々に自信を取り戻し、周囲との関係も変わっていくのだ。人を傷つけるのも救うのも、きっかけはきっと些細な事…だがその些細な事が大切なのだと感じた。
ふじもと先生の作品は、とっても癒されますね。 寿々木くんのていねいな生活から知りましたが、元気にもなるし、暖かい気持ちにもなるし知れて良かった。 主人公、千波ちゃんがそもそも頑張りキャラで応援したくなるしシェアハウスに住む皆もまぁ優しい。 冬太郎もちっちゃくて、イヤイヤしてても可愛いです。笑 童心に帰った様な気もして、読んでいる時間良い気分に浸ることができました。
この作品、とても良かった〜思い出しても、心地よくてほっこりです。 寿々木君の丁寧な生活見習いたい。 挑戦はしてみるものの、続かないんだよなぁ〜 そして、お母さんものんびりしていて寿々木君を後ろからしっかりと支えているのが伝わってきて、ジンとする。 私的にはこの漫画から何かを学べるはずだと思っている寿々木家の生活です。 春名君との友情もすごく素敵だなと思いますが、その上をいくなと思ったのが桜子先生のギャップ。 寿々木くん、更に魅力を感じてしまいそうな気がします。
『ただいまのうた』、『キラメキ☆銀河町商店街』、『シェアハウス金平糖北千住』などでお馴染みのふじもとゆうきさん最新作。 今回もまた、一際優しさが沁みる作品となっています。 長身で強面な主人公・寿々木薫(すずきかおる)は、見た目に反してお菓子作り、植物の世話、季節のてしごと、裁縫などが好きで得意な少年。 薫が高校入学の日に出逢った同じクラスの春名は、薫とは逆に小柄で美少女のようにかわいい容姿でありながら、柔道が得意で強い男子。仲良くなっていく対照的なふたりを中心に、薫の新しい希望に満ちた生活が始まっていきます。 薫は中学時代に自分の趣味嗜好を否定されハブられてしまっていた経験があり、自分のありのままを受け入れてくれることに新鮮な感動を得て行きます。そこが、何ともハートフルで読んでいてぽかぽかします。 私も思春期の頃にあまり他の男の子がやらないような花の水やりや料理や裁縫など家庭的なことをよくやっていましたし、好きなものを好きでいたら「キモい」と言われる悲しさもよく解ります。昔は今ほどオタクに寛容ではなかったですからね。 しかし、薫が同級生に外見に似合わない趣味嗜好をからかわれて家で凹んでいたときに ″「好きなこと」はこの先も薫を助けてくれる 絶対に大切にした方がいいよ″ と薫の母親が言葉をかけます。何と素敵な言葉でしょうか。好きを否定されて傷ついたことのある人には沁みるセリフでしょう。このお母さんだからこそ、優しい薫少年が生まれ育ったのだろうと思えます。 そして、好きを否定する人を否定してくれる新しい友も得ることができた薫。孫を見守る祖父母のような気持ちになります。 薫とは歳の離れた妹が通う保育園で働く桜子先生への恋や、その桜子先生も外見からでは解らない意外な面を持っているところ、またクラスメイトたちの恋愛動向など、これから面白く楽しめそうなポイントが他にもいくつもあります。 優しい世界の物語に触れたい方にお薦めの作品です。
人情味あふれる商店街に住む男女6人組の幼なじみたちの交流に、心から温かい気分になれたり、時に涙して、笑顔になれる物語です。成長していくにつれて普通は離れていってしまう心を、しっかりとつなぎとめていく主人公たちの姿に何だか救われる思いがしました。友情も愛情もただ楽しいだけでなく、一筋縄ではいかない色々な問題が起こるけど、みんな相手のことを心から思いやっていて何度も泣けました。
心温まる素敵な話でホッコリした。と同時に考えさせられもした。いかつい見た目により誤解されがちな寿々木君は、周囲の言動により自信を失い、自分らしく振る舞うことも出来なくなっていた。それが春名と出会った事により、徐々に自信を取り戻し、周囲との関係も変わっていくのだ。人を傷つけるのも救うのも、きっかけはきっと些細な事…だがその些細な事が大切なのだと感じた。