よく分からない謎の力で古代ヒッタイトに連れられてそこで生きる女の話。主人公は中学生だが、それは読んでいるうちに忘れてしまうくらいの頼もしさを感じた。よくある現代の知識を使って無双みたいな要素はなく、現代人で良かったねと思う場面が二つあるくらいである。 私は序盤から常に頭の片隅で帰りを待っている日本の家族について考えていた。どんな思いだったのだろうかと。そこら辺は本編では一切語られないので読み終わった後はしばらく悲しい気持ちで過ごした。
篠原千絵先生の長編かつ傑作マンガで、トルコに行ってみたい女性ならぜひ一度は読んで欲しい、オススメのマンガです。古代トルコのヒッタイト帝国についてかなり調べて、そして想像力でマンガらしく膨らませているのが見事です。 絵柄は昔のマンガ絵ですが、内容は一人の女性としても、歴史好きとしても、マンガファンとしても、よく考えられているなと今でも感心します。特に後半になるにつれて人生を考えさせられるストーリーは深みを増し、エジプトのネフェルティティ王妃の最後のくだりは心に残ります。 私はトルコ旅行の前にこのマンガを読んで、トルコにはまって大好きになり、ハットゥサ遺跡に行き、シルクロード中を旅することになりました。原点のようなマンガです。 また、続編の番外編となるナプテラ王女の話は、なぜこのマンガのテーマで日本とトルコをつなぐのか、というメッセージが暗に示されていて、篠原千絵先生のうまいまとめ方に脱帽しました。
主人公のルミとルカは一卵性の双子で、"2人で1人"の人間のように描かれています。けれども、なぜ一方だけがあの結末になってしまったのか…。 その結末にたどり着く要因は、是非作品を読んで見つけてみてください。 文庫版9巻くらい?にあった後書き(解説)がとても印象的だったのを覚えています。 この作品にはあらゆる「魔」が潜んでいる。 主人公のルミとルカは、自分の感情に潜む「魔」に取り憑かれた、 ジーンも故郷をルミとルカに見せたいという希望から生まれた、歪んだ愛の「魔」に取り憑かれた、 そして私たち読者も、時に恐ろしく残酷なこの物語の"続きが読みたい"という「魔」に取り憑かれていく…。 まさにこういう作品でした。是非、その「魔」を体験してみてください!
その一族の秘密に刮目せよ!!と謳いたくなります。笑
姉が懐かしがっていたマンガ。初めて読みました。 ジャンルはサスペンスで良いのかな?まぁあれです変身人間。ごく普通の生活をしていた女の子が自分の隠された能力、血に気付いてしまい、さらに裏で変身人間を研究していた科学教師にも気づかれてしまう。ここから事件に巻き込まれ逃亡の日々が始まります。 少女漫画だから絵が綺麗だし、戦闘シーンもすっきりしています。ストーリーも展開が早くて良いのですが、途中2部っぽいところから少しデジャヴが起きます。甘々な展開も少なく、男性も読みやすいかも。 サブタイトルがこんなに効果的に使われているマンガって他になくないですか?
宝塚で舞台化されるようなので読んでみました。 全然期待してなかったんですが面白いです。ヒロインのユーリが強くて可愛い……
よく分からない謎の力で古代ヒッタイトに連れられてそこで生きる女の話。主人公は中学生だが、それは読んでいるうちに忘れてしまうくらいの頼もしさを感じた。よくある現代の知識を使って無双みたいな要素はなく、現代人で良かったねと思う場面が二つあるくらいである。 私は序盤から常に頭の片隅で帰りを待っている日本の家族について考えていた。どんな思いだったのだろうかと。そこら辺は本編では一切語られないので読み終わった後はしばらく悲しい気持ちで過ごした。