旅行で香港の九龍城を訪れた日本人の鳥居筒見は、食事中にカバンを盗まれてしまい途方に暮れている所に謎の人物・紗樂(シャラク)に声を掛けられます。 この出会いをきっかけに、鳥居が紗樂とともに九龍城で起こる"異形の存在"にまつわる事件に巻き込まれていくという物語です 紗樂は異形と対峙するときに怪しげな術を使う上に"クスリ"を使っていないと精神状態を保てないという、かなりアブナイ人物として描かれています。 当然鳥居はそんな紗樂を訝しんでいたのですが、鳥居が九龍城を訪れたのには"ある理由"があり、それを紗樂に見透かされたことをきっかけに彼に興味を持ち行動を共にするようになります。 このように凸凹だけど絶妙な距離感の2人が不思議な事件を解決していくバディものとしての面白さがあり、さらに個性の強い登場人物や九龍城の混沌とした世界観が入り乱れ、アクの強い作品になっています 1巻まで読了
同名の読切作があったんですね。 https://manba.co.jp/boards/99473 読切と新連載はメインの登場人物は同じですが、設定やストーリーが結構違いました。読切の方は薬にまつわる殺人事件の推理をするようなストーリーで、新連載の方は人を襲う怪異を退治する話。 どちらも舞台は香港の、主人公のひとり・紗樂が営む薬屋。その紗樂の存在自体がなんか謎めいてるんだけど、基本ヤク中なのが面白い。
自殺探偵という、どんな探偵なのか想像もつかないところに興味をひかれて読み始めました。 絵のタッチが繊細できれいで好きです。美人で警視庁でも屈指の推理力を持つけど周りからはうとまれている女性がとてもアクティブにストーリーをひっぱっていくのでさらっと読めるテンポの良さがあります。 自殺探偵は、出会った瞬間には首をつっているし、何かと自殺スポット認定したり、とにかく自殺にうるさい探偵で、見た目の不気味さもあいまって、相棒の警視庁の女性との今後の関係がとても気になります。 自殺か殺人かを判断し自殺に傾倒している探偵が独自の視点で事件を解くという、ミステリーとしてもとても魅力的な作品です。 もっと長編でもいいなと思ったんですが、続編があると知ったので読んでみようと思います。
悪役令嬢もの?と思いきや、見た目が悪役顔なだけで、周囲には勘違いばかりされるけど、それだけに主人公・ディアナのギャップにとても好感が持てる。 唯一ディアナを理解している付き添いのリタも頼れる侍女で、女ばかりの後宮物語として面白いです。
旅行で香港の九龍城を訪れた日本人の鳥居筒見は、食事中にカバンを盗まれてしまい途方に暮れている所に謎の人物・紗樂(シャラク)に声を掛けられます。 この出会いをきっかけに、鳥居が紗樂とともに九龍城で起こる"異形の存在"にまつわる事件に巻き込まれていくという物語です 紗樂は異形と対峙するときに怪しげな術を使う上に"クスリ"を使っていないと精神状態を保てないという、かなりアブナイ人物として描かれています。 当然鳥居はそんな紗樂を訝しんでいたのですが、鳥居が九龍城を訪れたのには"ある理由"があり、それを紗樂に見透かされたことをきっかけに彼に興味を持ち行動を共にするようになります。 このように凸凹だけど絶妙な距離感の2人が不思議な事件を解決していくバディものとしての面白さがあり、さらに個性の強い登場人物や九龍城の混沌とした世界観が入り乱れ、アクの強い作品になっています 1巻まで読了