「お前と出逢っていなければーー」それは、愛する夫がローザに最期に残した言葉。絶望し魔力を暴走させたローザが目覚めると、そこは夫と出会う6年前の世界だった。虐げられて生きてきた偽りの花嫁ローザの新たな運命が動き出す……。(※本電子書籍は『破滅の聖女は運命の夫の溺愛から逃れたい』1~6を収録しております。重複購入にご注意ください。)
「お前と出逢っていなければ――」そう言い残して、聖女になれず一族から虐げられていたローザを唯一望んでくれた夫・クロードは目の前で殺された。政略のための白い結婚だったが、実はクロードを愛していたローザは「彼を殺したのは私」と絶望して意識を失ってしまう。彼女が目覚めると6年前、まだクロードと出会っていない聖女査定の日に戻っていた。クロードを不幸にしないためにも、彼との結婚を回避しようとするローザだったが、むしろ以前よりも二人の距離は近づいて!?