放課後、雨宿りしている文に「へんな色ですけど」と赤い傘を貸してくれたのは雫だった。それを機に仲良くなった二人は雨の日は相合傘で帰るようになる。ある日、珍しく傘を持った文に「傘に入れて欲しい」と雫が言う。しかし、傘立てには赤い傘があるのを文は知っていた。