爛(ただ)れた溺愛は今宵も、私を咲き誇らせる―――親の借金を背負った紅子はある日、小説家を名乗る男に借金の肩代わりをする誘いを受ける。追いつめられた紅子はその誘いを承諾するが“男のペットになること”が条件だった――――
舞台は高度成長期の1970年代―――ある男に買われた紅子は今夜も快楽に狂い咲いて……