「黒百合家の娘を我が嫁に迎えたい」ある男との出会いが、家族から虐げられてきた少女の運命を変える――。◆◆◆ 黒百合家の長女・和葉は、呪術家の最高峰“神導位”を代々受け継ぐ黒百合家に生まれたにも関わらず、呪術が扱えない“無能”。早くに才能が開花した妹・乙葉と比較され、虐げられる孤独な日々を送っている。ある日、“神導位”を決める儀式に乙葉の付き添いとして訪れた和葉は、狐の面を付け、翡翠の瞳を持った美しい男と出会う。彼の名は東雲玻玖。呪術師最高峰の力を持つ玻玖は、黒百合家に代わって“神導位”に選ばれる。さらに和葉を嫁にしたいと縁談を申し入れてきて――? 玻玖に“神導位”の座を奪われた黒百合家は、和葉に禁断の命令をする。それは結婚初夜に玻玖を殺めるというものだった――。◆◆◆ 「俺がこの手で幸せにする」 暗殺目的の“いつわりの花嫁”として玻玖に嫁いだ和葉だけど、これでもかというほど寵愛されて――!? 玻玖が和葉を溺愛する理由は思いがけず深いもので? 暗殺をたくらむ偽りの婚約から始まる、運命をたどる真実の愛の物語。(この作品は電子コミック誌noicomi vol.120、121、123、125、127に収録されています。重複購入にご注意ください)

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