「ヤマ、今行くから待っててね」顔しか評価されない若手俳優のフカイウミは、小5の学芸会で演技を褒めてくれた“ヤマ”という青年の記憶だけを支えに厳しい芸能界を生きていた。どんなに頑張っても変わらない世間の反応に心が折れかけていた時、会いたくてたまらなかった“ヤマ”を見つけ―?新人にして鬼才・蜂煮が描く抱腹絶倒のロマンチックラブコメディが堂々登場!
陽キャなんて大嫌いだ―。天然パーマで肉厚眼鏡、オタク気質で周りからちょっと浮き気味な相澤ゆうは、高校へ入学早々やたらと陽キャのクラスメイト・かけるに絡まれ迷惑していた。実はこの2人、小学校から一緒の幼馴染なのだが、自然淘汰という名のスクールカーストにより関係は断絶。今更関わりたくもないとイラつき避けるゆうに、かけるはとんでもない事を言い出してきて―!?
「顔だけ役者」――。どんなに頑張っても顔しか評価されない若手俳優のウミは、小5の学芸会で演技を褒めてくれた“ヤマ”という青年に一目惚れ。どこの誰かも分からないその青年の記憶だけを糧に仕事をこなすウミだったが心は限界スレスレだった。そんな時、切望してやまない“ヤマ”を遂に見つけ―?