幼馴染に恋人ができて、俺は一人になったーー路上で酔い潰れていたところを、通りがかりの青年に介抱された暁(あきら)。エマと名乗る青年は、お詫びの代わりに「今度僕を指名してください」と名刺を差し出してきて……!?エマと“デート”をすることになった暁は、1回だけのつもりが、なぜか別れを寂しいと感じる自分に気づき……。朝が来るまで、きみといれたらーーバンドマン×売り専、祈るように恋をして。【第1話】
「別れがあったから俺らは出会えた」 学生時代から組んでいたバンドが解散し居場所を失ったような気持ちの宙(そら)は、たまたま足を運んだライブで、一時期同じ中学にいた先輩の環(たまき)と再会する。この声、知ってる――よみがえる10年前の鮮烈な記憶。彼が立つこの柵の先に、光の中に、自分も行きたい――。思い切って声をかけた宙は、サポートドラムとして環のバンドに加わる。さらには、環の部屋にも居候することになり…!? 銀河の果て、孤独を抱えた惑星たちは、音に呼ばれてまた巡り合う。再会から始まるバンドマンの恋!
組んでいたバンドが解散し、居場所を失ったような気持ちの宙(そら)は、たまたま足を運んだライブで、一時期同じ中学にいた先輩の環(たまき)と再会する。この声、知ってる――よみがえる10年前の鮮烈な記憶。しかしステージ上で光の中に立つ環と、観客席の自分にはあまりにも距離があって――。ライブハウスのきらめく照明に、淡い初恋が反射する。再会から始まるバンドマンの恋!【第1話】
「他人から好かれることは怖い」主人公・朝日は他人の頭の上に数字が見える。それは残りの心拍数。自分に好意を持つ人間は自分と接するときに数字の減りが早くなる。それは命が終わりに近づくしるしに感じてしまうので、他人とは距離を取ってしまう。そんな朝日は、自分のことを好きだと言う鮫島に出会う。しかし、鮫島の心拍数には変調がなく!?(50P)(この作品はウェブ・マガジン:Trifle by 花とゆめ 6号に収録されています。重複購入にご注意ください。)
「何回見ても顔キレーやな」。男子大学生の楚良(そら)は、通う大学に営業員として出張している男性・赤楚(あかそ)と話すのが楽しみ。美しい顔をしている赤楚だが、「見せものにされたくない」と言い…!? 感情の機微を掬い上げる作家・嘉内のデビューよみきり。(47P) (この作品はウェブ・マガジン:Trifle by 花とゆめ 5号に収録されています。重複購入にご注意ください。)