無口な一匹狼・書凡とクラスの人気者・子謙は幼馴染。性格は正反対なふたりだが、家庭の事情で早くから自立を迫られ将来への不安を抱える書凡の隣には、いつも子謙がいてくれた。しかし、子謙の笑顔の裏にも、隠されたものがあった…。ふたりが迎える青春の結末とは――。
高校生の阿書と王子謙は小さい頃の鮮烈な出会いでつながっている。それぞれ決して恵まれたとは言えない生い立ちや家庭環境に向き合い、悩み、一歩踏み出す。それを繰り返しながら自分たちの生き方を探し、お互いを支えながら青春の日々を過ごしていく。