「胸だけでこんなに感じてくれるなら……ここを触ったら?」本好きが高じて大人向け恋愛小説のレビューブログをこっそり運営している書店員のさくら。ある日、書店の常連客の朔にレビューブログの事を知られてしまうが、同時に朔がさくらの大好きな恋愛小説家であることを知る。互いに想いを寄せ合い結ばれた二人だが、その後朔の小説のラブシーンを読んださくらはある事に気づく――朔さん、自分で書いた話を私で試しているの?
「たくさん待たせてごめんね。一緒に、幸せになろう」幼いころ海外に旅立ってしまった幼馴染、悠馬のプロポーズを信じて待っていた芽衣。だがぷっつりと連絡が途絶えてしまって以来芽衣は恋をしないまま、ちょっとオクテでおカタめな大人になってしまった。期待するのはつらいだけ。でも時々無性に寂しさが込み上げてくる。そんなある日、とびきりのイケメンに成長した悠馬が帰ってきて…