「俺は清伊と番いたい。あんたが好きだ。どうしようもなく」生真面目な公務員の清伊は、妖怪ばかりが住んでいる古い家を相続するが、彼らを追い出せず同居することに。個性豊かな面々の中でも、特に強大な力を持つ東雲は、神話では神の使いとされるあやかし八咫烏だった。東雲は清伊に一目で運命を感じ、熱烈に求愛する。その情熱に押し倒されるように、毎晩東雲と体を触れ合わせてしまう清伊。清伊の全てを世話し、尽くしたがる東雲の溺愛に、いけないと思いながらも溺れそうで…!
朝廷で「野狂」と呼ばれる剛毅な男・小野 篁は、八瀬という名の美しい青年に激しく惹かれて彼を抱く。だが物怪が姿を現し…!?※本書は電子配信中の「小説ビーボーイ 運命の出会い!ファンタジー愛特集(2016年春号)」に収録されております。
「お前だけが俺の主人。俺を欲情させるひと」人間の律に拾われた孤独の半獣アオ。飼い犬として律を守り忠誠を誓っていたアオだったが、次第に欲情で人型化するようになり――!