亡国の王子・リリは、オメガの発情期が来ないよう子どもの姿のまま魔法で成長を止められ、15年間も森の離宮に隠されていた。そこへ、大陸最強の大国のアルファ王・ユージーンが現れる。迎えにきたと言う彼を警戒して子どものふりをするリリだったが、次第にその優しい人柄と魅惑的な匂いに惹かれてしまう。もっと一緒にいたい、と強く願ったその時、突然リリが本来の大人の姿に戻り!? ※本文にイラストは含まれていません 【紙書籍特典の小冊子のショートストーリー付き】(※紙書籍の特典と同内容です。)
【限定配布されたショートストーリー付き♪】大企業を経営する家系に妾の子として生まれ、肩身の狭い思いをしている会社員の春輝。ある日、箏の演奏をするため参加したパーティで、セレブな美丈夫・ジェフリーと出会う。不遜な振る舞いの彼に、春輝は思わず怒りをぶつけてしまうが、後日ジェフリーがとある国の王弟であることを知る。最初は彼が苦手だった春輝だが、なぜか食事に誘われ何度か会ううち、誠実で献身的な姿に惹かれはじめ…。 ※本文にイラストは含まれていません
藤代商事のイメージ戦略プロジェクトに起用された新進気鋭のイラストレーター・鷺沼透は、招待された会社のパーティーも退屈。しかも酔った客に絡まれ、思わず殴ろうとしたとき、エリート然とした男に窘められる。男は藤代政之、社長令息で今回のプロジェクトの統括責任者だった。作品制作のため現場施設を見学することになった透は政之を困らせようと彼を案内役に指名するが――。〔関連作品:期間限定の恋人〕※本文にイラストは含まれていません
失業中の脩一は、庭師の叔父のもとでふらふらしている。ある日、叔父がぎっくり腰になって仕事ができなくなり、詫びに赴いた豪邸で、頼りなさげな屋敷の主人・石神に会う。作家の石神はゲイで脩一が好みらしいが、自分のタイプではない。そう話しているのを石神に聞かれて以来、彼はスランプに陥ってしまい、困った担当編集から一度抱いてやってほしいと頼まれ……!? イケメンニート×オヤジ作家の、嘘から始まる恋物語。
区役所の戸籍係をしている和海は、とても美形だがとても地味な性格をしている。ある日、ペットショップで知り合った少女・麻衣が変質者に襲われそうになっているところに遭遇し、なんとか救出する。その後、警察署に麻衣を迎えに来た父親と対面するが、彼――相津はなんとヤクザだった。最初は警戒するものの、そのままの和海を受け入れてくれる相津に惹かれ出す和海だが……? オール書き下ろし。
大手総合文具メーカーに勤める片岡は出来る男。出世も早く、社内の評価は上々だ。ただし私生活には最近潤いがなく、同じゲイの友人が経営するバーで酒を飲むのがささやかな楽しみだった。そんなある夜、ひそかな恋心を抱いていた課の新人・立花に店で遭遇してしまう。それ以来、立花からかわいく無防備に懐かれる片岡。手を出したいのに出せない、辛い日々が続くうちに……? モテ課長×天然部下のほのぼのラブ!!
魔女と王との約定により、代々カルヴァート王家から援助を受けていたマグボンラオール村。そのため最後の魔女ジラの死を、村は王家に知らせなかった。だが王家主催式典の招待状が届いたことから、彼女の養い子エーリスが魔女に仕立てられ、王都へ向かうことに。かつて拝謁した王サディアスに惹かれていたエーリスは、罪悪感を抱きつつ式典に出席する。一方、エーリスの変装にすぐに気づいたサディアスだったが……?
プロボウラーを目指す風斗は師匠からセクハラを受け、あわやというところで逃げてきた。戻った地元で思い出のボウリング場が潰されそうだと聞き、不動産会社の責任者・仲條に救済を直訴。そこから仲條にボウリングを教えることになる。顔を会わせるたび、仲條から「かわいい」と言われ、ドキドキしてしまう風斗。師匠にされたキスは嫌だったけれど、仲條のキスはそうじゃなくて……? セレブ攻×元気受、年の差ラブ!!
天才書道家・笹尾高秋は恋人の佳文を溺愛している。二十年前に一目惚れして、長きに渡って口説いた末にやっと結ばれたのだ。今はともに暮らし、毎日佳文を思い浮かべながら作品を生み出している。佳文のいない人生なんて、高秋にはもう考えられなかった。ところが最近、佳文の様子が少しおかしい。何か隠し事もあるようだ。まさか捨てられるのか、と動揺する高秋だが……? へたれ攻×男前受のフォーエバー・ラブ!!
レヴィは、王都マクファーデンのオーウェル家で幸せに暮らしている。血の絆を結んだシリルから甘々に溺愛されていることはもちろん、ランドールには子供のように可愛がられ、アゼルやエリアスに見守られ、アランにも気にかけられ、これまでの寂しさとは無縁の日々。さらに王立音楽学院の試験に合格し、通わせてもらえることになったのだが……? あたたかさと優しさに包まれたレヴィの生活を描いた「竜は無垢な歌声に恋をする」番外篇。シリルと血の絆を結べなかった、リンフォード王子のその後も読めちゃいます!