瀬里七緒と五つ上の姉・彌生と七つ上の従兄弟・長谷昴は、隣同士の互いの家を訪れあい、育った。そしていつからか七緒は昴へ仄かな想いを抱いていた。しかし三年前の夏、彌生が事故で亡くなり、以来七緒と昴の時は止まったままだ。七緒は昴への想いを断ち切ることができず、昴はなぜか彌生の死にこだわり続け七緒と距離を置こうとするのだが……。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
高校二年の和久井春人は、七歳のとき、両親を失い伯母の家に引き取られた。七つ年上の航平、ひとつ下の大河、中学生の双子虎太郎・雛子とともに五人兄弟の次男として暮らし始めて十年、航平と出会ったときに生まれた気持ちはやがて恋へと育つ。そんなある日、告白した春人に、航平は「カン違いだ」と諭すが、春人の想いは溢れ……!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
カフェを営む川嶋夏央は、大の犬好き。子犬の里親を募集していた夏央の店にやってきた周防朔は、夏央より4つ下の20歳のモデルだという。里親になった朔に、犬の飼い方のアドバイスをする夏央。それ以来、朔は毎日のように夏央のカフェを訪れるようになった。なぜか朔が気になる夏央だったが、実は朔もずっと前から夏央が好きで……!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。