まさか私の身にこんなことが起こるなんて……何気ない日常から一転、恐怖の日々が始まる。人間関係の難しさと怖さをリアルに描き、Instagramで絶大な人気を誇る作家・ちなきちの代表作を一気読み!------※本電子書籍はちなきち著『扉の向こうに誰かいる。男たちがずっと私を監視しています』『その人って本当に、ママ友ですか?』の2冊をまとめた合本版電子コミックです。重複購入にお気をつけください。------■扉の向こうに誰かいる。男たちがずっと私を監視しています(あらすじ)大学進学で単身上京した「ちな」。初めての一人暮らしの物件は事故物件かと見紛うほどの年季の入ったアパートの一室。大学デビューをして素敵な恋愛をすると意気込み、キラキラの新生活を夢見るちなにとっては、こんな部屋も自分だけの城だった。ある日、シャワーの後に裸で部屋をうろついていたところ、なんだか違和感を感じる。「え、玄関の覗き穴が……!?」■その人って本当に、ママ友ですか?(あらすじ)知り合いもいない都会でワンオペ育児。不安と孤独感に潰されそうになっていた専業主婦のサキを救ってくれたのは、SNSで出会ったママ友だった。意気投合し、互いの家を行き来する仲になったころ、一人のママ友の視線に違和感を覚えるようになる。「サキさんち、本当に素敵よね~」彼女が我が家に遊びに来るたびに、物がなくなっていくのだ……。
息子が3歳になった時、夫の転勤で誰も知らない土地で暮らすことになりました。イヤイヤざかりの息子と二人きりのワンオペ育児。夫は慣れない仕事に疲れ切っており、かつての優しさは消え、私に強く当たるように。悩みや愚痴を話す相手もいない。息抜きする余裕もない――そんな不安と孤独感に潰されそうになっていた私を救ってくれたのは、SNSで出会ったママ友でした。「つらい」その気持ちを共感してくれる「いいね」のハートボタン。それがどれだけ私の心の支えになったことか。それ以来、SNSでママ友と交流するようになりました。そして二人のママ友と意気投合し、互いの家を行き来する仲に。知らない土地で、初めてできた大切な友人でした。本当に、大切な友達……だったのです。それなのに、どうして、こんなことに……?
大学進学で単身上京した「ちな」。時間がない中で見つけた、初めての一人暮らしの物件は……事故物件かと見紛うほどの年季の入ったアパートの一室。今まではコミュ障で友達も少なかった。大学デビューをして素敵な恋愛をすると意気込み、キラキラの新生活を夢見るちなにとっては、こんな部屋も自分だけの城だった。ある日、シャワーの後に裸で部屋をうろついていたところ、なんだか違和感を感じる。え、玄関の覗き穴が……!?1人で過ごしているはずなのに、感じる視線。初めてできた彼氏、優しい笑顔の裏に感じる違和感。まさか私の身にこんなことが起こるなんて……何気ない日常から一転、恐怖の日々が始まる。ちょっとしたきっかけで向けられる「他人による執着」は、幽霊よりなによりも怖い――。