遥か昔の倭の国の、神代と人世のその間。神々が人間と共存していた時代。村を司る神・切風孫命神への生贄に選ばれた少女・妙（みよ）は、避けられぬ死に怯えていた。しかし、神と相対し対話する異能を持つ道士・小角（おづの）との出会いが、彼女を窮地から救い出す……！みなしごの少女と、壮麗の道士、そして鬼の少年。時代や次元さえも超越した、神々を巡る旅が始まる！俊英・鶴淵けんじが、古代神話にファンタジーやSFの視点を加えて描き出す、全く新しい“古代日本”像。特別小冊子「青騎士」に掲載され大きな注目を集め、ハルタ本誌での連載を獲得した話題作が、１・２巻同時刊行！
シンギュラリティが起きた世界で、僕たちはどう生きるのか――。『峠鬼』の作者が贈る本格SFラブストーリー！（ハルタ111号）
ある日、“光の柱”が見えるようになった少年の恋路「シンギュラリティ・ラブ」、旧人類が滅んだ世界でタイムマシンを探す「MECTO AMORE」、“妖精専門店”を訪れたお客の一幕を描く「FERNANDES PIXIE SHOP」ほか。古代和風ファンタジー『峠鬼』で、想像力豊かに歴史と神話を交えて描き、注目を集める著者。待望の初の作品集。未来も過去も、現実も空想も超越する７つの物語を収録。
ある日、ごく普通の柚木九太（ゆずき・きゅうた）は、「宣誓術」によって動く人形ーー誓文人形（オートスクロール）に襲われた。病院で目が覚ますと、「誓文」で動く心臓を移植され、「誓文人間」になってしまっていた！科学とともにゴーレム技術が発達した現代を舞台に、「人を人たらしめるものは何か」を問うジュブナイルファンタジー！古代倭国ファンタジー『峠鬼』で熱狂を呼んでいる新鋭・鶴淵けんじの初期連載作。入手困難となっていた幻の名作が、装いを新たに完全版として再登場！＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝【「宣誓術」とは】言葉の持つ秩序からエネルギーを取り出し、人形を操るテクノロジーのこと。中世に錬金術とともに発展し、今なお科学産業の礎となっている。全国の学校には宣誓術を学ぶ部活動「誓文部」もある。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
