遥か昔、極北の地より魔獣が現れ、魔風によって人々を滅亡へと追い込むが、一人の勇者が死闘の末、魔獣を葬った。魔獣は死してなお魔風を吐き続けたが、勇者は聖剣を突き立て魔風をそらし、風下には「守られた土地」が誕生した。その勇者の子孫がアーサトゥアル王家の祖になったとも伝えられるが、長き歴史の中で、それも定かではなくなっていた…。そして現在―― 伝説を後ろ盾に世界の盟主を名乗るアーサトゥアルに、隣国・アンサズの第9王子、不死身のシャールヴィが、魔法を使い攻め入っていた…。
異能を持ちながらも強く優しく生きる子供たちとそれと関わる人々の近未来短編集。
大空友樹の日々は、空から降ってきた大量の隕石のせいで一変する。街が大規模に破壊され、飼っていた犬や猫が人間に変化した!? さらに普通の人間が、強大な力を持つ「人ではないもの」に変わり、、、一体何が起きたのか!?
物の怪の長である親のもとに生まれながら、「通力」を受け継ぐ前に両親とはぐれてしまった白狐。人間世界に潜り込み、父と母を探す。ふとしたきっかけで、源義経とめぐり合い――やがて両者の運命の糸が、複雑に絡み合っていく…!
グードランド国で暮らす少女、エルナは普通の女子高生平和に暮らしていたがある日突然、竜に乗り、今は失われたはずの魔法を操る覆面姿の集団が現れエルナに襲いかかり、さらに黒髪の青年がエルナを助けに現れる。リョートと名乗るその青年は、エルナはエルナス王国の王女であり、自分はエルナを守る騎士だと告げる…エルナの運命は一体!?
坂田金時は源頼光にスカウトされ、桃太郎と一緒に都へ向かう。一方桃太郎は、あるきっかけで安倍晴明に出会い、三体の強力な式神(しきがみ)がついていると指摘された、、、。京都を舞台に、妖怪がとびかう不思議感覚ファンタジー!
「この世に仇をなす悪魔」と呼ばれた青年・アダと、行動的な王女・朔夜姫(さくやひめ)が活躍する異世界ファンタジー。恐ろしい化け物・月鬼(つくおに)の出現、日照りによる飢饉など悲惨な現実を知らされず、欺瞞だらけの宮廷生活に不満を抱える王女・朔夜姫は、城内を散策していた時、地下牢に幽閉される名もなき青年と出会う。青年にアダと名付けて言葉を教えていた朔夜姫は、処刑が決まったアダを地下牢から解き放ち……!?
それは、竜と人との壮大な物語――西洋ファンタジーというと、エルフとかドワーフとか、日本では雰囲気で取り込んでしまったきらいがありますが、どうもそれは確固とした勢力を持つ異文化圏、異民族の存在を象徴するものであるんではないか、と。そういう観点から、もう一度西洋ファンタジーを書いてみようと思いました――(作者コメントより)
本格SF漫画、ここに復活!! ファンタジー巨編「聖戦記エルナサーガ」で著名な、堤抄子先生のSF短編集! 確かな筆致で描かれるSFマインド溢れる作品世界は、漫画ファンの熱烈な支持を受けました。ファンだけではなく気鋭のクリエイターたちからも注目され、単行本では宮崎駿監督が解説を寄稿し、話題になりました。今回、単行本未収録作品の中から1作品を新たに収録し、264ページとボリュームのある「増補新装版」として復活します! ▼収録作品 クラリオンの子供たち THE DAY AFTER CARE テクニカラードリーム・マシーン 迷える電気羊のために ラプンツェル異聞 マザーズタウンラプソディ 単行本未収録作品「迷宮都市」 あとがき ラプンツェル異聞はイイ/宮崎駿
アーサトゥアルの闇の姫御子エルナ。魔法世界でありながら魔法力を帯びないエルナを求めて諸外国が動き出す。彼女の役目とはいったい…!?
『聖戦記エルナサーガ』が連載当時のカラーやイラストを収録して完全版として復活! ーあらすじー 戦乱の世。アンサズの王子、「不死身のシャールヴィ」は、鬼神のような強さで進軍を続けていた。目指す国は、アーサトゥアル。その姫・エルナはなんと、魔法を使えない。しかしそれゆえ、聖剣を抜けるのではないかと言われていた――。
物の怪の長である親のもとに生まれながら、「通力」を受け継ぐ前に両親とはぐれてしまった白狐。人間世界に潜り込み、父と母を探す。ふとしたきっかけで、源義経とめぐり合い――やがて両者の運命の糸が、複雑に絡み合っていく、、、!
はるか昔、、、魔獣フレースヴェルグが復活した時、二人の勇者が現れてこれを倒した。そのうちの一人、「エルナ姫」と同じ名前のエルナは、元気な女子高生。伝説とは何の関係もないと思っていたが、、、実は彼女も、姫!?
家庭教師のヴァルに、ほのかな思いを寄せる普通の女子高生・エルナは、遥か昔、魔獣フレースヴェルグを倒した勇者の一人、エルナ姫と同じ名前。ある日、エルナスの工事現場で爆発が起き、そこで発見されたギムレー期の剣は伝説の聖剣で、神話の英雄が振るった封魔剣だった。ヴァルはギムレー期のデータを解読し、剣と魔法の時代を証明しようと…。
その日、大空友樹は朝からツイていなかった…。クラスメイトにからかわれ、ごみ袋には足を突っ込みそうになり、予約していたゲームは店員のミスで売られてしまう…。けれど、その後に起こった事はツイているとか言う話のレベルでは無かった。過去類を見ない程の流星群の襲来。それが地上を襲い、目を覚ました時には世界が変わっていた。見た事のない生き物、巨大化し暴走する野良犬…。トモキの自宅に居たのは人の姿になった猫のミケと犬の陸王。行方不明になった幼馴染の星野のぞみを探す為、トモキは2人を連れて荒野となった世界を旅する…。
時は平安末期、平家追討を果たした源義経は後白河天皇より「初音の鼓」を賜る。そのことで兄・頼朝の勘気の元となった義経は平家三将の雁首を本物とすべく西国落ちを決意する。一方、物の怪の長の子であり霊力をもたぬ白狐は、崇徳院の怨霊から自分の両親が人間たちに殺され、その生皮が張られた「初音の鼓」が義経の元にあると知らされ、義経一行を追うが…