魚釣りをしていた女子高生タエとサキは今日もボウズか… と竿を片付けようとした時。人魚を見たと主張する少女あゆが現れる。おかしな事を言うあゆと距離を取ろうとするタエとサキであるが、その時水面から大きな魚影が姿を表わす。あゆ、タエそしてサキ、果たして3人の女子高生が釣ったものとは?
戦後10年多くの犠牲を生んだ戦争の復興受容により急速に発展したロボット義肢技術は人間本来の能力を超えて活躍していた。しかしその能力に嫉妬した一部の人々は侮辱を込めて「ハイブリッド」と呼び新たな暴力や差別の対象として社会問題となっていた。戦争により身体の半分を失った少年カブトは車椅子に乗っても尚「俺はヒーローになる!」という夢を忘れず自警団として活躍していた。そんなある日、義肢を扱う者ばかりを狙う犯罪者「錆の男爵」がカブトの前に現れる。戦争により身体の半身を失ってもヒーローを夢見た少年カブトのSF短編ストーリー。
閻魔大王の娘るりは地獄を正直者だけの美しい世界にするのじゃ! と嘘をついた人の裁判もせず、勝手に舌を抜いてしまう。それを知って怒った閻魔大王に現世に落とされてしまったるりは。そこで大金を持った青年と年老いた母親の親子と出会う。只ならぬ嘘の気配を感じたるりは正体を暴く為に奮闘するが…。どんな小さな嘘も許せない閻魔大王の娘るりが隠された親子の嘘に触れる少し不思議な短編ストーリー。
ロボットのミームは人間の子供を産みたいと月に願うと、月は真実の愛を得た時に望みを叶える卵をミームに授ける。ミームは望みを叶える為に真実の愛を探す。平成15年文化庁メディア芸術祭学生CGコンテストでノミネートされたアニメーション版の原作漫画。著者最初期の作品です。