【この作品は短篇集で、表題作のほかに以下の話が収録されています。「陰キャJKですが、王子とデートしたいです。」「放課後、不良をやってます! ~図書室ではなく××で~」】化学部副部長の私・みゆりの片想いの相手は、部長の理系メガネ男子・ハカセ。そのハカセと花火コンクールに出場するため、夏休みに入ってからも二人で一生懸命に作った花火を…、校長先生でもあるパパに没収されちゃったっ! しかも、パパは私の恋をあの手この手で邪魔してきて…? ハカセも花火もあきらめたくない! ハカセと二人で奪還作戦の開始よっ!
化学部副部長の私・みゆりの片想いの相手は、部長の理系メガネ男子・ハカセ。そのハカセと花火コンクールに出場するため、夏休みに入ってからも二人で一生懸命に作った花火を…、校長先生でもあるパパに没収されちゃったっ! しかも、パパは私の恋をあの手この手で邪魔してきて…? ハカセも花火もあきらめたくない! ハカセと二人で奪還作戦の開始よっ!
「あたし 彼に好かれるような女の子になりたいの」地味で冴えない陰キャJKの私・萌子。憧れの王子様である同級生の椎名君とデートがしたく、派手な服で別人になりすましたら…、デートをすることができて!? どうしよう、私、前よりずっと椎名君が好きになってる…! そんな折、恋のライバルであるイケイケJKのひとみに、私が別人になりすましていたことがバレちゃって!?
「その赤い靴――今は倉本が履かされてんだ」赤い靴はママの憎しみの象徴なの。あたしの父親はあたしが生まれる前にママを捨てて別の女と逃げた。その女はママとは対照的に派手な女で、真っ赤なパンプスを履いてたって。「脱いじまえよそんな靴」って彼は言うけど、勝手に履かされた靴の脱ぎ方なんかわかんない。童話の赤い靴は切り落とさないと脱げないのよ……
2カ月前に転校してきたクラスメイトの赤尾くん。ふたりでクリスマス会の準備をしてたら、だんだん仲良くなってきて……このまま彼との仲も上手く行くと思ったのに、赤尾くんが突然「バカバカしくなったんです」って準備に出てこなくなっちゃった! 急にどういうこと? 赤尾くんも楽しそうに見えたのに。彼のことが、わかんないよ……
「ナンパってエネルギーを消耗するのね…」少女小説家を目指している私。学校では、文学少女の川名さん、なんて呼ばれてる。自作の原稿を持ち込んだら「恋愛感情がなってない!! 本当に少女小説家になりたいんなら、男をひっかけるしかない」と言われちゃった!? 慣れないナンパでどう声をかけていいのかわからずへとへとになっていたら、隣のクラスの苫谷くんに全部見られていたようで――?
15歳、最後の後夜祭…って、せっかく楽しみにしてたのに今年は後夜祭なし!? 後夜祭のいい雰囲気の中で宮坂に告白するつもりだったのに、これじゃ計画が台無しよ! なんてしょんぼりしていたら、宮坂から「オレ達と手ぇ組まないか?」って呼びかけられた。学校中に呼びかけて、後夜祭復活を目指すんだって。宮坂と一緒にいられるなんて嬉しい!! がんばって後夜祭を復活させるぞ!
男なんて大嫌い。だって汚いしいやらしいし、それにあたしの大事なものを壊すから――。今住んでる田舎も、家族も、男も、恥ずかしくて大嫌いなあたしの家の近所に、同年代のちょっとかっこいい男の子が越してきた。あたしは彼に冷たくするのに、彼はだんだん距離を縮めてきて……。男が嫌いなはずなのに、なんであたし彼のことでドキドキしてるの……?
「なんでいつもそうやって強がっちゃうのかな、ヨーコさんは」素直じゃないからってフラれたあたしに近づいてきたのは、学年がひとつ下の男のコ。意地を張り続けて失恋の傷を癒せないあたしにやたらとちょっかいをかけてきて…!? そんな中モトカレが「素直でかわいい」後輩とキスしてるのを見ちゃったケド…なんでだろ? それほどショックじゃないや――
あたしの理想は“頼もしい人”。憧れの吉井先輩みたいに、気づかいが出来て、優しくて頼りがいがある人。子供のころから“お隣の泣き虫のシゲちゃん”じゃ、話にならないんだから…。ふとしたきっかけから吉井先輩とつき合えることになって浮かれたあたしだけど、吉井先輩はマエカノの涼子先輩のことがまだ忘れられないみたい。吉井先輩と一緒にいるところをシゲちゃんに見られちゃって……?
日比野先輩から交際を申し込まれて付き合い始めたのは1か月くらい前。親友のナオミが日比野先輩に憧れていることを、あたしは知ってる。でも、あたしも実はひそかに憧れてたから、二つ返事でOKしてしちゃったの。ナオミのことも大好きだけど、この関係のことは、ナオミには言えない……。もやもやしてたら、ナオミと日比野先輩のデート現場に出くわして――!? 女の愛と友情の物語!
オレは誠。昨日雷に打たれるまでは男だったんだ! 自分の身体すら恥ずかしくてまともに見られないのに、今日から女として暮らすなんて無理! ましてや男に恋なんてしないからな! そんな慣れない女の身体と生活にあたふたするオレに優しく声をかけて、助けてくれる良樹。オレの小さい頃を知ってて、背が高くて料理も上手な良樹。あれ…? 男に恋なんて…しないはずだよな?