万里村 奈加(まりむら なか、8月27日 - )は、日本の漫画家。東京都出身。 1979年、『月刊mimi』に掲載された「花の歌 風の舞」でデビュー。以後、『BE・LOVE』(講談社)などで活動。1990年、「プライド」で第14回講談社漫画賞少女部門を受賞。代表作は他に「てっぺん」「白の条件」「ジョーカー」など。「てっぺん」「白の条件」は、テレビドラマ化された。
浅野真澄は不動産会社で働いている。25歳になり周囲の人間からは結婚を勧められるが、結婚したいと思うことができず思い悩む。キャリアウーマンとして活躍する先輩、政岡に触発されて仕事に力を入れ始めていたある日、脱税疑惑で会社に査察が入ることに。そこで出会った神村の言動により、自分の無知さを思い知らされる。複雑な思いを抱えながらも家族の勧めでお見合いを始めた真澄の周りでは、不穏な出来事が次々と起こり始める。
政財界の大物・辻輝樹の娘として生まれた千香子。しかし跡取りのために男の子を望んでいた父は、千香子の誕生を喜ばないばかりか、他の女を妊娠させ、千香子の母に別れ話を切り出す。病弱な弟・真治ばかりをかわいがり、女というだけで父につらくあたられる千香子。真治の家庭教師である清原だけが味方だった。清原の力を借り、自由に生きるために家を出て独り立ちすることを決意する千香子だったが―――。
三田村圭子は男女問わず人気がある女性。学生時代から努力家で貧しい家庭環境ながらも、母の期待を背負って国立大学へ進学する。就職先の製薬会社では仕事も順調で、御曹司である時任和彦に一目惚れされて結婚することに。まさに順風満帆な人生を送っているように思われた。しかし彼女には高校時代、周りには秘密の交際相手がいた。圭子の大学進学後、すれ違いが加速する二人。ある夜に起きた事件が圭子の人生に影を落とし始める。
頭の中に現れる見知らぬ男たち。不吉な予感が明日香をつつむ。母そっくりに成長した彼女は、両親を死に追いやった男たちに、たったひとりで復讐の誘い(ブラインド・デート)をかける。読み応えある万里村サスペンス!
婚約披露パーティーで婚約者を殺害されてしまった白石梓には、壮絶な過去があった。中学2年、失踪した父と倒れた母に代わって一家の大黒柱となってしまった梓は、なんとかお金を稼ぐ方法を考えていた。その矢先、舞台演出家と名乗る男・小泉真奈美と出会い、モデルとして働くことを決意する。しかしその先に梓を待ち受けていたのは数々の試練だった。果敢に立ち向かっていくうちに、梓はある生き方を決断する…。
都内でも有数の大病院・野田記念病院の三女・華子は、150億円の借金を残して不審な死をとげた院長であった父の死を追究するために、野田病院に研修医として入り込む。おりしも、野田病院は後継者争いの真っただ中であった。