ある日、元システムエンジニアの島田さんに一枚の自撮り写真を見せられる。その写真が撮られた数年前の冬、島田さんは多忙を極め不眠症に陥り病院で診察を受けていた。しかし複数の医療機関にて診察を行っても、期待はずれの診断ばかり。落胆して飲みふけり、ふと気が付くと何故か故郷の駅によく似た風景の線路沿いにいた島田さんは、学生時代の親友 石橋さんとバッタリ再会した…。自撮りの写真に隠された意外な真実が紐解かれる。初出:オーディオブックCD 「実説 城谷怪談撰集 二」収録
50年輩のサトミさんは人生で二度、お風呂場でソレに出くわしている。もともと気配や悪寒に敏感だった彼女が、小さい頃姉たちと留守番をしていた秋の日の夕暮れ、長姉の背中に張り付くように見えた黒い影に目を奪われる。やがて入浴しようと風呂場に向かったのだが、いざ入ってみると狭い風呂場に姉の姿はない、途端に体が熱く重くなり朦朧とした視界に蠢く者は長髪を振り乱し、異様に手足の長い人であって人でない何かだった。「またくる」という謎の言葉を残して姿を消してしまった異界の者。その後、姿を現す事はなく忘れかけていた数十年後のある日、風呂場に再び現れたソレの正体とは。初出:オーディオブックCD 「実説 城谷怪談撰集 八」収録
命にまつわる切ない秘話40Pこの笑顔を守りたい。※本作品は「ブラック人生SP(スペシャル) vol.2」に収録されています。
世界に誇る健康保険制度を持つ日本。反面、世界一寝たきりの老人が多く、先進国で唯一がん死亡者が増え続けている国でもある。一体それはなぜなのか? 数十年前にはそれほど見られなかった花粉症を始めとしたアレルギー症状が増え、発達障害を始めとした、子どもの病気も増えている。その理由は、日本がまさに世界一の薬消費大国だからだ。健康な人間が健康診断に行き、世界的には誤った検査基準により病人にされる。必要ない薬を素直に飲む日本人。高血圧を押さえる降圧剤やコレステロールを押さえる脂質異常症治療薬には、突然死の副作用や認知症の副作用があることがわかっている。本書を読めばわかるが、インフルエンザワクチンには効果がないというエビデンスがあるにもかかわらず、毎年推奨されているという現実。代表的なインフルエンザワクチン・タミフルの副作用が問題になったことを覚えている人も多いはずだ。賛否両論あるワクチンだが、日本における最大の問題は外国で報道された副作用に関する情報がまったく国民に知らされないことである。かたよった情報にしか触れないため、「ワクチンは安全だ」「ワクチンのメリットはリスクを上回るので必要だ」という考え方になってしまうのもしかたがない。本書は、そのような薬のリスクや効果についてのエビデンスを、世界の報道やエビデンスに基づいて紹介している。また、サプリメントについても、合成の仕方によっては薬と同じ作用をすることを明らかにして、食べ物で摂ると全く問題がないのに、サプリとして摂ると副作用どころかがん死亡率が上がってしまうという海外の研究も紹介している。日本の大手メディアの報道が偏っているのは世界の常識である。本書は、薬についての日本ではほとんど報じられない事実を紹介することにより、日本人一人ひとりが正しい判断を下す手助けとなる1冊だ。
日本人の2人に一人ががんに罹る時代、その他にもアトピー皮膚炎などを筆頭にアレルギー、糖尿病など生活習慣病が激増しています。他にもほんの数十年前には見られなかった子どもの発達障害や自閉症も毎年増えているのが日本の現状です。これが日常の食事のせいだとしたら 例えば20年前と比べて、一般の日本人はさして食生活は変わっていないと感じています。しかし知らないうちに日本の食品は20年前とは別のものになっているのです。例えば、遺伝子組み換え食品。大半の人は「遺伝子組み換えでない」食品を選んでいることと思います。しかし実はすでに世界でも有数の遺伝子組み換え食品の消費国なのが日本です。なぜなら、表示義務のない食品には大量に含まれているから。また、食肉、魚の質も実は変わっているのです。工業的に生産された輸入食肉、輸入養殖魚は、効率よく生産するために、飼料に加えて昔は使っていなかった成長ホルモンや抗生剤などを大量に投入しています。また、飼料そのものも現在は、国産も含めて大半が遺伝子組み換え穀物なのです。海外ではその危険性が広く知られている、それらの食品が日本では当たり前のように流通しているのが現実です。いまや、先進国の中でがん患者が増え続けているのは日本だけ。そのような情報すら入ってこないのが日本の現状なのです。本書は、海外では危険とされている食品や、日本人が知らないうちに摂取している遺伝子組み換え食品が一体何に含まれているのかなど、日本人だけが知らない危険な食品の実態を報告する1冊です。
ベストセラー「精神科は今日も、やりたい放題」がデータも一新して初のコミック化! TVや大手メディアが絶対に報道できない精神医療と利権の関係をすべて描き下ろしまんがで描いた作品です。「まんがで簡単にわかる!」の通り、日本ではほとんど報道されない「睡眠キャンペーン」で自殺者が増加したエピソードや海外の薬害訴訟、薬のデータ改ざんなどを事実に基づいてわかりやすくまんが化しています。また、近年増え続けている子どもの発達障害診断の嘘や子どもの精神薬服用の重大な害についても描いています。全10話構成で、各話ごとに内海先生による丁寧な解説が入ります。データやエピソードはすべて本書用の書き下ろしです。精神科や心療内科の実態についての医学界内部からの重大な告発。現在精神科や心療内科に通院している方や心の問題を抱えたすべての人にぜひ読んでいただきたい1冊です。 【著者・内海聡先生からのメッセージ】「精神科は今日も、やりたい放題」が出てもう6年以上がたちました。この6年間で情報はかなり流通し、精神科医の中に薬を減らす医者まで出てきた始末です。これはいいことのように見えますが、実際にはこれまでのことをごまかす行為にすぎません。彼らの思想と患者たちの思想がしっかり変わらなければ、この業界が改善したことにはならないでしょう。この漫画はそういう意味で、おタクの領域でしかなかった精神科の領域の嘘を、真の意味で一般にまで広げる本であると思っています。ぜひそのような意味でお楽しみいただければ幸いです。