負けなしのヤンキーだった羽衣石は、喧嘩の最中に刺され、絶対絶命のピンチに陥ってしまう。痛みと出血で意識が朦朧とする中、今まで聞いたことのない不思議な声が聞こえてきた……『私の元へこい』と。次に目が覚めるとそこは『神様たちの遊郭街』と言われるところだった。あの声の主は「竜帝」で、その花嫁候補として見初められたという羽衣石は、同じく花嫁候補の人間・紫野に案内されるままに遊郭でお世話になることに。見たこともない生き物ばかりの世界に不安が募る羽衣石に対し、街で出会った烏滸絵師・帆酉が優しく声をかけてくれて…?世話焼き絵師×竜帝花嫁候補の元ヤン、神の世の遊郭で繰り広げられる恋物語
明るく人懐っこい性格の七倉海都。心に傷を抱え、色が見えなくなったゲイの大崎穂高。ある日二人は、都会から離れた小さな島で出会う。海都は何かと自分を助けてくれる穂高に懐き、穂高も裏表のない海都に気を許し、互いに惹かれていく。しかし、穂高が描いた元カレのスケッチを海都が見つけてしまったことで、二人の関係に亀裂が入ってしまい……。美しい海と自然を舞台に繰り広げられる、正反対な二人の恋の物語。 ※【1周年記念版】には、巻末に描き下ろしページが4ページございます。
負けなしのヤンキーだった羽衣石は、喧嘩の時に刺され、命を落としてしまう。死ぬ間際不思議な声に導かれ、目が覚めるとそこは『神様たちの遊郭街』だった!竜帝の花嫁候補として見初められたという羽衣石は、同じく花嫁候補の人間・紫野に案内されるままに遊郭でお世話になることに。見たこともない生き物ばかりの世界に不安が募る羽衣石に対し、街で出会った烏滸絵師・帆酉が優しく声をかけてくれて…?
明るく人懐っこい性格の七倉海都。心に傷を抱え、色が見えなくなったゲイの大崎穂高。ある日二人は、都会から離れた小さな島で出会う。海都は何かと自分を助けてくれる穂高に懐き、穂高も裏表のない海都に気を許し、互いに惹かれていく。しかし、穂高が描いた元カレのスケッチを海都が見つけてしまったことで、二人の関係に亀裂が入ってしまい……。美しい海と自然を舞台に繰り広げられる、正反対な二人の恋の物語。
【著:波野ココロ】※本作品は『淫紋BL コミックアンソロジー』より、波野ココロ「腐男子ですが、淫紋が出たらBLフラグが立ちました!」を収録したものです。※重複購入にご注意ください。BL漬けのハッピーライフを送っている腐男子サラリーマンの高野政春。友人に借りたBLゲームをプレイしていると画面に不思議な選択肢が――。『あなたはBL世界の登場人物になりたいですか?』BLをこよなく愛する政春は、迷うことなく「YES」を選択。するとその日は、営業先の取引相手も、お昼に寄ったパン屋の店主も何故かみんなが優しく接してくれるように…。良い気分で本屋に立ち寄った政春だったが、突然、体が熱くなり、トイレに駆け込む。心配したイケメン大学生のハヤトが様子を見にくると…?
新しい性「Ω(オメガ)」が社会的に認知されたものの、彼らへの偏見がまだとても強かった時代のこと。Ωとして生まれたために親に捨てられ、孤児院で育てられた星(セイ)は、成長してから院を飛び出し、男たちに抱かれながら気ままに生きる、野良猫のような生活を送っていた。そんなある日、星はずっと会うことがなかった幼なじみの大宮田 雪(おおみやた・ゆき)、通称『オミ』と再会し、ひょんなことから彼の家で同居することになる。生まれて初めての家庭的な日々に満たされながら、星はオミがずっと自分を想っていたことを知り、星自身も、次第にオミに惹かれていく。だがある日、星が妊娠していることが分かり……? 『シエスタの番(つがい)』から十数年前の、とある青年たちの恋物語を紡いだスピンオフ。
「“これ”がこの会社での、Ω(オメガ)の仕事だ――」社会的にΩの地位がとても低い、現代日本によく似た世界。地位格差を是正するため施行された「Ω雇用法」により、企業はΩを積極的に雇用することを推奨されていた。Ωの主人公・牧野(まきの)もまた、Ω雇用法により大企業に採用されたΩのひとり。α(アルファ)やβ(ベータ)ですら簡単に就職することが難しい花形企業での採用だったが、そこで牧野に与えられた役割は、αやβたちの性処理を担当する「性社畜」としての業務だった……。ストレスからいつの間にか発情(ヒート)も来なくなり、心身ともに疲れ果てていた牧野は、ひょんなことから、通勤途中で見かけていた猫カフェでお昼寝休憩(シエスタ)を利用することに。そこで牧野は、オーナーの高城(たかしろ)と出会う。だが、二人が近づいたその瞬間、止まっていたはずの発情(ヒート)が牧野のカラダに訪れて……?
頼むから…放っておいてくれ――…!幼い頃から病弱で喘息を患っている学生・広瀬実琴(ひろせみこと)は、幼い頃のトラウマから極端に人付き合いを避けるようになってしまった。ある日、発作で動けなくなった実琴を救ったのは学校の同級生で皆の人気者・八野紘太(やのこうた)。その日から紘太はやたらと実琴を気にかけるようになる。スポーツマンで人を寄せ付ける爽やかな笑顔と性格の紘太と、人付き合いがなく病弱で笑顔の少ない実琴。正反対のふたりの距離が徐々に縮まって―――。
「いま、誰のが挿入ってるか…分かってる?」―カレシにぽっちゃりお腹を笑われた悠生。このままじゃ捨てられる! とダイエットのために入会したジムで出会ったのは、インストラクターの雛谷。細マッチョでイケメンな彼はいつも優しくて、冷たいカレシとは大違い。すっかり見惚れていたら、いきなり雛谷に 「ダイエットしてるんだよね?セックスってすごくカロリー使うんだよ。だからエッチなこと、俺とシてみない?」って誘われて。お互いのチ〇コこすり合わせて、後ろの穴もたっぷり弄って舐めてもらって…気持ちよくてどうにかなりそうだよ!! これは、浮気じゃなくて、セックスじゃなくて…ダイエット…だよね!?
「イキたいなら、おねだりしてみろよ」ゲイ向けレンタル彼氏のバイトをしている律。お触り禁止だからノンケでも働けるし、時給も良くて超ラッキー! と楽しんでいた。そんなある日、指名をしてきた客の陽介は紳士的でエスコートも完璧。恋人には困らなそうなのに、と不思議に思っていると、突然ルールを破ってキスしてきて!? 更に「いくら出せばヤれんの?」と態度が一変! あんたみたいな最低な客、二度と会うもんか!そう突っぱねて逃げてきたのに…。「昨日は好き放題言ってくれたな」親の再婚相手の連れ子として再会してしまった2人。今度は逃がさないと押し倒され、極上のテクで攻められて…。相手は最悪な奴なのに、なんでこんなに感じちゃうんだよ!?
小さな離島で毎日海を眺めながら絵を描き、愛犬と穏やかに暮らす生活。でもそこにはしっかりスマホもPCもあるという適度な文明化。これ、ひとつの理想形では? 私は引退した後は大量のマンガと共に山奥に隠棲したいと考えていますが、こういう風に描かれると海辺も良いよなあと思わずにはいられませんでした。 そんな羨ましい暮らしをしている青年・大崎穂高ですが、しかしそれは都会の生活で負った心の傷を治療するためのもの。楽園のような島の生活ですが、その裏に暗い影を感じさせます。 そして、穂高が住む島に漂着するのが嵐の日に波に流されてしまった海洋生物研究者志望の七倉海都(ななくらかいと)。そこから、彼らによる斬時の共同生活が始まっていきます。 波野ココロさんの絵が美しく、キャラクターも背景も非常に魅力的です。特筆すべきは、穂高と一緒に暮らす愛犬のビケット。フランス語で「かわいい」の名を冠するビケちゃんが最初から最後までたくさん愛らしく描かれており、筆者の犬愛が伝わってくるようでした。 人間関係や芸術は綺麗事だけでは済まず辛い部分も多いですが、それを乗り越えて再生していくひとりの人間の美しい物語として面白く読ませてもらいました。 BLとしての側面ももちろんあるものの若干薄めなので、そちらを求める方は物足りなさを感じるかもしれない一方で、普段あまりBLを読まない方にもお薦めしやすい作品です。
小さな離島で毎日海を眺めながら絵を描き、愛犬と穏やかに暮らす生活。でもそこにはしっかりスマホもPCもあるという適度な文明化。これ、ひとつの理想形では? 私は引退した後は大量のマンガと共に山奥に隠棲したいと考えていますが、こういう風に描かれると海辺も良いよなあと思わずにはいられませんでした。 そんな羨ましい暮らしをしている青年・大崎穂高ですが、しかしそれは都会の生活で負った心の傷を治療するためのもの。楽園のような島の生活ですが、その裏に暗い影を感じさせます。 そして、穂高が住む島に漂着するのが嵐の日に波に流されてしまった海洋生物研究者志望の七倉海都(ななくらかいと)。そこから、彼らによる斬時の共同生活が始まっていきます。 波野ココロさんの絵が美しく、キャラクターも背景も非常に魅力的です。特筆すべきは、穂高と一緒に暮らす愛犬のビケット。フランス語で「かわいい」の名を冠するビケちゃんが最初から最後までたくさん愛らしく描かれており、筆者の犬愛が伝わってくるようでした。 人間関係や芸術は綺麗事だけでは済まず辛い部分も多いですが、それを乗り越えて再生していくひとりの人間の美しい物語として面白く読ませてもらいました。 BLとしての側面ももちろんあるものの若干薄めなので、そちらを求める方は物足りなさを感じるかもしれない一方で、普段あまりBLを読まない方にもお薦めしやすい作品です。