女オタク二人のルームシェアを描いた本作。実録エッセイなのですが、こんなにも作り話みたいに、ピッタリな2人が出会う運命ってあり?と驚いてしまいます。 作者はショタコン。同居人はエロゲ好きのロリコン。畑違いの二人ですが、オタク特有の文化、実は多い共通点、そして好奇心の広さで結びつく。生活面での苦労は笑い話にして、それよりも一緒にオタ活する楽しさが勝ってしまう二人。こんな出会い、羨ましい! 生きる力が弱めな作者は、しっかりした同居人に助けられる反面……という関係性も奇跡的。そんな中で唐突に語られる、結婚制度への考え方など、鋭くて唸らされます。 意外な方向へ進んでゆく二人の興味関心。一方で薄れつつあった同居人のエロゲ設定は、とんでもない形で第4巻を彩り、笑わせてくれます。最初から最後まで、笑いも尊さもオタクネタも知識欲も、充実。とても楽しかったです!
漫画家の先生方がそれぞれに経験した?のであろう、 クソ編集者に作品を改悪された話や、 ダメ編集者に才能や人生を潰されかけたかもしれない話や、 ヘタレ編集者に無理無駄無意味な仕事をさせられた話や、 ド外道編集者に人格まで否定されたりした話や、 それらをあくまでも「フィクション」として ギャグ漫画に仕立てているアンソロジー集。 かつての漫画家漫画といえば、締め切りを守らない漫画家に 編集者が振り回されるとかの漫画が多かった印象がある。 だが今では、ダメ編集者に漫画家のほうが振り回される漫画が 多いような印象もうける。 そして、そっちのほうが漫画界の現実っぽい印象を受けた。 だとしたら漫画界ってなんて腐った世界なんだろう、 と思ってしまう。 だがこうしてこんな漫画が出版されているということは、 漫画家の先生方にしろ編集者の方にしろ、 こういった出来事をネタにして笑い話にするくらいの 度量があることの証明でもあるかな、 とも考えることもできるし、そうであるのなら救われる。 その時にはシャレにならない話だったかもしれないが、 時が過ぎれば笑い話になった、というのなら。 しかし中には、永遠に笑い話になんか出来ねーよ、 という漫画家の先生もいそうで、そう考えると怖い。
Twitterでもかなりバズったので知ってる人も多いと思うけど東谷文仁の「ボツ」という漫画がかなり面白い。ギャグ漫画としても漫画業界の風刺としてもオススメ。この話を手元に置いておきたかったので購入しました。 https://twitter.com/fumifum00609510/status/1194190551827877888
女オタク二人のルームシェアを描いた本作。実録エッセイなのですが、こんなにも作り話みたいに、ピッタリな2人が出会う運命ってあり?と驚いてしまいます。 作者はショタコン。同居人はエロゲ好きのロリコン。畑違いの二人ですが、オタク特有の文化、実は多い共通点、そして好奇心の広さで結びつく。生活面での苦労は笑い話にして、それよりも一緒にオタ活する楽しさが勝ってしまう二人。こんな出会い、羨ましい! 生きる力が弱めな作者は、しっかりした同居人に助けられる反面……という関係性も奇跡的。そんな中で唐突に語られる、結婚制度への考え方など、鋭くて唸らされます。 意外な方向へ進んでゆく二人の興味関心。一方で薄れつつあった同居人のエロゲ設定は、とんでもない形で第4巻を彩り、笑わせてくれます。最初から最後まで、笑いも尊さもオタクネタも知識欲も、充実。とても楽しかったです!