祖母から受け継いだナニー派遣会社を経営するダーシー。しかし、騙されて全財産を失い、倒産の危機に瀕してしまう。そんな時、会社にかかってきた1本の電話――ケタ違いの報酬で大至急、ナニーを手配してほしいというのだ。それだけあれば会社を立て直すことができる。ダーシーは依頼者コリンの屋敷を訪れ、自ら住み込みで仕事を受けることに。期間は半年間。しかし、彼女は知らなかった。極上のハンサムな彼が、身分を隠した地中海の島国の王子だということを…!
ケイトはイーリャ・ベレーザ王国の皇太子ルークの個人秘書になった。彼は覚えていないが、実は彼女は子どもの頃、彼と出会い恋したのだ。もちろんそのことは隠しているし、彼にはすでに婚約者がいる。この恋は実るはずもないわ…。ところが、わけあって婚約は破談になってしまう。傷心の彼は、秘書の彼女とふたりで別荘にお忍び旅行に出かけることに。その旅先で事故に遭い、頭を強打してしまったルーク。記憶が混乱した彼は、ケイトが婚約者だと言い出して…!?
秘書のアビーが入社以来ずっと想いを寄せてきたボスのケイド・ストーンが結婚するという。しかも企業合併のための愛なき結婚の式のプランをよりにもよってアビーに頼んできたのだ。彼は私の気持ちに気づいていない…。でも、あまりに残酷な仕打ちだわ。つらい現実から逃れるように、お酒を飲んでいると心配して駆けつけたケイドが叱りつけてきた。やっぱり彼を忘れることなんてできない。愛を知らない彼に本物の愛を教える術はないのかしら…?