【電子限定版】書き下ろし番外編「本気の戯れ」収録。●三人の男に抱かれ目覚める、秘めた劣情――。同棲中の男に振られ、バイトもクビになった夏乃(なつの)。そんな夏乃に救いの手を差し伸べたのは、遠縁の親戚でSM作家の了一(りょういち)だ。まだ幼かった夏乃に快楽を教えた、憧れの男――。しかし了一の家に行くと、見知らぬ二人に男が!! 「こいつらは、おまえを天国に連れていくための協力者だ」そう告げられた夏乃は、男たちの手で未知の絶頂へ導かれ!? ※口絵・イラスト収録あり
ヤバい組織に追われているという友人に頼み込まれ、差し入れを届けることになった柿崎忍。しかし指定されたその電車に乗り込んだ途端、乗客たちが一斉にいやらしい手を伸ばしてきて、忍はパニックに陥った。集団痴漢──衝撃の事態に忍は恐怖したが、真相はさらに劣悪だった。「教えてやるよ。ここはな、電車の中で思いっきり痴漢プレイをしたいっていう彼らの欲望を叶えるための場所だ。お前はそのための『接待係』」獲物である忍に、男たちの容赦ない淫虐の手が迫る。忍は逃げ場もなく拘束されて……。乱れるほどに愛される、恍惚の凌辱ロマンス!!
【電子限定版】書き下ろし番外編「飢える夜」収録。●太古の昔より人を襲い、死ぬまで犯す淫鬼が五百年ぶりに出現!! そんな淫鬼と、時代を超え戦ってきた一族・夜伽衆(よとぎしゅう)。その若き美貌の長・伽夜(かや)は、一族を守るため荒ぶる神の召喚を決意!! 現れた三人の狗神は、「契約を交わすかは、お前の味次第だ」と冷酷に言い放つ。性技に長けた一族で唯一、神の贄として純潔を守ってきた伽夜。獰猛で凄まじい性欲を持つ狗神達に、その無垢な体を差しだすが!? ※口絵・イラスト収録あり
多くのオメガが集められ客を取らされている陰の娼館「養成所」。かつてそこの男娼だったオメガのユアンは、今は凄腕のハンターとして発情期に抗いながら生きていた。そんなユアンにつきまとうのは、男娼時代の初めての客で、高額賞金首の獣人王バルド。ユアンは、いつかその首を獲ってやると反発しながらも、バルドの圧倒的なアルファのフェロモンに屈服し、会うたびに激しく抱かれてしまう。バルドの「早く俺のものになれ」という言葉は孤独な心を甘く揺さぶるが、ユアンには戦い続けなければいけない理由があって―――。
赤ん坊の頃に両親を亡くした梓。育ての親はいるが、彼らは梓を家族の中にはいれてはくれず、いつも厄介ものだった。そんな梓が、世間体を守るため養父母につれられて帰省した先に、「朧村」はあった。梓は吸い寄せられるようにその廃村へと向かい、美しくも浮世離れした三人の男達に出会う。まるで自分の来訪を待ち望んでいたかのような彼らに、優しく求められ、愛され、あらゆる快楽を教え込まれた梓。それ以来、帰省のたびに彼らとの享楽に耽るようになり……。耽溺の伝奇エロス!(「黒鴉の村 前編」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.46に収録されています。重複購入にご注意ください)
女神信仰の宗主国エメリッヒ──。その現王の子でありながら皇子と認められず『神の御子』として体よく虐げられてきたメルヴィン。彼を厭う王妃の命で気の塞ぐ淫らな務めもあったが、それでもその心は凪いでいた。二人の優しい異母兄、フェンネルとクライブがいたから。ところが18の年、メルヴィンの属していた『奥の院』が突然解体。行き場を失ったメルヴィンは、兄皇子たちの妾として後宮へ連行される。「母からお前を守り、生き永らえさせるには、こうするほかない」──閉ざされた高級で紡がれる背徳の官能。禁忌のロマンス!!
多忙を極める氷室景彰と青葉蓮の帰りを待ち、長らく続いた独り寝の夜。マスターである二人のエンジェルとして、すっかり可愛がられるための身体につくり替えられてしまった宗谷七瀬には、それは耐えがたい日々だった。その彼らの仕事が一段落。二人はまるで罪滅ぼしのように七瀬を休暇へと連れ出す。海辺のコテージ、ラグジュアリーな船上──開放的な異国の地で、主人とエンジェルらしく、どこまでもアブノーマルに求め合い……。『エンジェルヒート~Devil~』の後日談となる、鴫原冬真×里川雛希編も欲張り収録? 恋人たちの熱い休息、エンジェルシリーズ第6弾!!
世界大戦が終結し、日本が急速に発展を遂げていた時代。それでも、都市から遠く離れた地では、昔ながらの因襲が色濃く残る頃── 双子として生まれた白神兄弟は、10歳の時、ある不思議な光景を見た。死装束を纏った双子が、村の大人たちによって小舟に乗せられ、川へと流されていたのだ。そのただならぬ様子に、二人は慌ててその場を去った。それから数年後、白神兄弟はあまりに禍々しい村の実体を知る。古来双子に強いられてきたという、過酷で儀式。不吉だと忌避される双子たちが堕ちゆく、狂虐の色地獄!
教会の小部屋で淫らな行為をし、相手の不調を癒す──ライカが羞恥をこらえその仕事をするのは、すべて村人たちのため。しかし首都からやってきた商人・ギリアンが、それを売春だと指摘し、俺は、と宣言した。「俺はもっともらしい理由を並べ立てたりしない。あんたとセックスするためにここに来た。……じゃあ、いやらしいことをしようか」 屈辱に震えながらも、初めてそうと意識する性交は快楽が桁違いだった。甘く蕩ける身体をどうにもできず、ついには自ら彼を求めてしまい……。有名童話を官能的にアレンジ、西野花流BLお伽噺!!
母親の治療費を稼ぐため、巷で噂の媚薬・エンジェルヒートの秘密を探ることになった七瀬。通称へヴンと呼ばれる非合法組織に潜り込んだまではよかったが、逆に策にはまり、不定期に開かれる秘密クラブの見世物として、初めての身体をさんざんに嬲られてしまった。「極限までいやらしい身体に仕立て上げて、男なしではいられないようにしてやるよ」 その日から七瀬は、ヘヴンのトップである景彰と漣の性奴となり、絶え間ない淫虐に晒される。しかしどこか甘いそれに、心まで酔わされて……。
後輩であり家庭教師の生徒でもある愁に、情熱的に告白され、その思いを受け入れた千早。けれど千早には、人に言えない秘密があった。普段は穏やかで人当たりのいい大学生、その裏では淫らに疼く身体を持て余す性の従僕──。そんな千早をこれまで心身共に慰めてくれたのは従兄の恭平だった。濡れて震える体は恭平を求めてやまず、熱く燃え上がる。千早の心は二人の男の間で激しく揺れ動き……。あまりにいけない耽溺のH短編もおまけ収録。
西側列強国が世界の覇権を争う戦乱の世。ミカサの親王・夕霧は、祖国を救うため、ヴァージニア帝国皇帝の寵姫になることを決意した。皇帝は男女の別を問わぬ好色家。反して、夕霧は、閨事どころか恋の経験すら皆無である。そこで帝国勅使の准将フリゲートは、夕霧に、徹底的な閨房術の手ほどきを受けるよう迫った。無垢な身体に酷なほど淫蕩な情交。それを懸命に受け入れる夕霧の姿にフリゲートの心が動く! ──官能と情熱の下克上ロマンス!!
「お前、前の会社で不倫してたってのは、本当か」幼いころから上に立つ者として育てられた加賀と、天然で人間関係に不器用な九条。まるで気の合いそうにない二人は、しかし親友同士だった。……大学時代、加賀が九条に、告白をするまでは。言葉の継げない九条に真実を察した加賀は、裏切られたという思いを抑えられず、獰猛にその身体を奪う。九条は反駁すら許されず、かつて親友だった男に、激しく狂おしく乱されて……。──秘恋に身を焦がす、濃密な贖罪の情事。
『神の愛する巫女を手に入れたものは必ず成功する』奇矯な伝承のある村に、一人の美貌の宮司がいた。三神初雪──信仰心篤く、その願いはただ村人が幸せであること。しかし彼自身は、欲に目の眩んだ村の上役たちに弄虐の限りを尽くされていた。ある夜初雪は「その身で客を歓待しろ」と、体に薬を仕込まれる。ところがそれが、客・八嶋伊吹の逆鱗に触れ……。エキセントリック・ロマンス。
盗まれた名刀・五月雨を正当な持ち主である師へ捧げるため、単独敵に挑んでいった鈴鹿。相手は師から刀を奪うほどの手練。死は覚悟していた。しかし、天城と名乗るその男は、強さは本物だったものの、性格は飄々として身なりはだらしなく、揚げ句信じがたい好色家だった。闘いに敗れた鈴鹿を無理やり貪ったうえ、馬鹿にしたことにまたいつでも狙えと挑発してくる。怒髪天を衝いた鈴鹿は、師のため、また雪辱のため、天城の元に留まった。が、事は思うに任せず、そのたびに快楽地獄に叩き堕とされて……。名刀・五月雨とそれを巡る男たちの、センシュアルアクションラブ!!
平凡な大学生・依泉には、絶対に言えない秘密がある。それは未経験のくせにハレンチな自慰動画を何本も配信するネットアイドルだということ。幸い母との二人暮らし、誰にも知られる心配はない……はずが、母の再婚で出来た義理の兄・史郎にあっけなく暴かれてしまう。人に見られて悦ぶ変態だと罵倒を覚悟する依泉。けれど史郎は罵るどころか、甘く淫らなセックスで依泉の初めてを奪って──!? 年の差義兄弟のカラダから始まる禁断愛
【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編を追加収録!】末摘花国の第一皇子・槐は雌蕊に生まれたせいで後宮に追いやられた。雄蕊の愛妾たちに囲まれ発情期の身体は癒されても心は虚しい。そんな時、金髪に青い目の異国の男・ウィロウと出逢う。突然、彼に抱きしめられた槐は逆らえないほどの欲情に身体を濡らしよがり泣いた。彼こそが槐の運命の番だった。その日から後宮にウィロウが加わり、満たされるまま乱れる槐。けれど、政略結婚の道具として嫁がされる日は近づいていて──。
義父の晴文を想う大学生の志貴は、気持ちを抑えるために内緒で叔父とも関係を持っていた。しかし危うい均衡は、ある日突然崩れ始める。嫉妬深い男としての顔を見せた晴文は、所構わず志貴を求めてくるようになり…。
人気役者の座から転がり落ち、全てを失った海沙希は、孤児の自分が持たされていた人形に導かれるように、離島の暮名井島を訪れる。そこで出会った島の名家の男・榛真に傷ついた心を慰められ、熱い一夜を過ごしてしまう。しかし後日、島の神社に海沙希を連れて行った榛真は、集っていた島の男達に「新しいクレナイ様の器だ」と海沙希を差し出し、多淫の神の依り代として、快楽の贄にしようとして…!? 絶え間なく繰り返される恥辱と愉悦。今宵もまた淫らな宴の幕が開く――。
被害者が加害者に対してどのような罰も自由に与えられる権利「私刑権」によって、星川瑞季は自分がお金を騙し取った高梨一鷹・清治・類の三兄弟の住む離島に幽閉される。彼らが瑞季に下したのは快楽刑。連日連夜、三人の男に快楽を与えられ身体を作り変えられていく瑞季。「お前を喜ばせてやる。それが快楽刑だ」 罰と言うにはあまりにも甘い快楽を瑞季に与え続ける彼らの真意とは――?
サラリーマンの川嶋羽琉(かわしまはる)は、電車に乗ると忘れられない過去を思い出す。大学生の頃、毎日のように遭遇する痴漢に悩みながらも、カラダはその行為を愉しんでいたのだ。それが原因で、誰とも真剣な恋愛が出来ない羽琉は、ふたりの上司にその秘密を知られてしまった。「他人の手で感じてるお前を見ると、嫉妬で興奮する」敏感なカラダは、大人の男たちに限界まで追いつめられ、どちらも選べないようにされていく――。
ウェブデザイナーの矢野三冬(やのみふゆ)は、過去のトラウマがきっかけで、過敏に反応してしまう自分の身体を持て余していた。その原因を作った父から逃げ出し、ひっそりと暮らしていたが、ある日、父と異母兄弟の元に連れ戻されてしまう。兄と弟に、父との関係を追及され、感じやすい体質を暴かれ、三冬は葛藤する。抱かれてはいけない男達に抱かれて、敏感な身体が心を裏切っていく――。
やってしまった。とうとう男と寝た。それも一度に三人と――。人の何倍も禁欲的でいなければならないのに。* * * * * * * *此ノ白(このしろ)グループの御曹司、誓(ちか)は、オメガの中でも特に淫らだとされる『オメガ二種』だ。そのため、恋愛を避けている誓に、父によって三人のアルファの花婿候補が選抜される。四人で同棲をして、誓が一人の花婿を選ぶはずだったが…。ためらっているうちに、快楽を知らない誓の身体は、男たち全員で徹底的に開発されてしまって――。
「今夜もきっと、ひどく責められる…」海の神である藍良(あいら)は、他者との性交を固く禁じられている。それは、海底で眠っている老海神の花嫁として、将来迎えられるからだ。しかしある時、三人の男に処女を奪われてしまう。「あなたを守るために、調教させていただきます」藍良は訳も知らされないまま、三人がかりで淫らに躾けられていく――。