戦後の煤けた街に生きる男たちの生きざま、人の営みストレートに描いていて、悲壮感よりユーモラスで力強い生活感をリアルに感じる事ができる作品でした。
「山田参助の桃色メモリー」と前後して描かれた作品ですが、女と男のエロよりも心理描写が深くて私はこっちの方が好きです。こんなにトキメクはずじゃなかったのに不覚にもキュンキュンしてしまいました…。前半の「愛と青春のハミガキ」「ヘルスの若大将」「こんにちは☆青大将」はBLっぽい要素が強めです。少女漫画みたいなホワワ〜ンとしたトーンが場を盛り上げてくれています。いいです!タイトルにもなってる「十代の性典」は今の山田参助先生のエロ描写の雰囲気が一番残ってるかも。エロティクス・エフで掲載されたらしいですがコメディーちっくなエロです。後半ラストの「若さでムンムン」はゲイコミックと言ったらいいのかな。濃いです!好き嫌いはあるかもしれませんが絵的な魅力があるのでグイグイ読んじゃいます。エロ以外にも漫画としての試行錯誤もたくさんあって面白いです。
日刊ゲンダイであのオットセイがまさかの復活。故 横山まさみち氏に代わり、作画・山田参助、原案・牛次郎、監修・横山プロという布陣。作風は変わっていないように見えるが、電話がスマホに変わってたり、令和ならではの新しさも感じている。
2000年代に実話誌に掲載されたエロ漫画が収録されています。ストーリーもほぼなくていい意味でアホらしい。底抜けに明るくて笑えるようなエロばかりです。参助先生も遊びながら描いてますね。どんだけふざけてるかは読んで確かめて頂きたい。漫画雑誌じゃないものに載った漫画って独特なものが多くて自分は好きです。
単行本で一気に読んでも面白いが、こういう漫画は雑誌で何気なく読む方が好きだな。 初夢の回と平田弘史の「嘘」が元ネタっぽい回が好き。 1ページ目を見た瞬間、平田弘史へのリスペクトを感じた 平田弘史の「嘘」 http://mavo.takekuma.jp/viewer.php?id=418
山田さんのルーツや作品に影響を与えた文化などについて。面白かった。http://konomanga.jp/interview/36350-2
戦後の煤けた街に生きる男たちの生きざま、人の営みストレートに描いていて、悲壮感よりユーモラスで力強い生活感をリアルに感じる事ができる作品でした。