高齢で将軍職に就いた6代将軍・家宣。一番心配されていたのは、いまだ後継者がいないことであった。やがてさまざまな人物が、それぞれの思惑を抱き、家宣のもとへ側室を送り込む。側室たちもまた、おのれの野望を胸に秘めていた…。やがて1人の側室が妊娠。しかしこれは、血で血を洗う、新たなる大奥バトルの始まりでしかなかった…!
二人もの婚約者を亡くした竹姫は、呪われた姫君と呼ばれ、お転婆な見た目もあって華やかな大奥を避けていた。一方、新将軍となった吉宗は、大奥改革を進めるが、月光院らの怒りをかい、側室の命が狙われてしまう!お互いの身を思い合ううち惹かれあう吉宗と竹姫。だが、二人の愛は大奥の闇に飲み込まれていく……!
なぜ大奥は男子禁制になったのか…?大奥に隠れて生きるキリシタンお古五(おこご)と将軍家光の禁断の愛の物語。キリシタンであることが、お福(春日局)にバレたお古五。待つのは磔(はりつけ)だ。そして夜ごと現れる鬼に大奥の混乱は続くが……。その真相を知ったお福の、勢力争いの渦にお古五は巻き込まれていく!
大奥――それは女たちの迷宮……。旗本の娘、阿久里(あぐり)は、花嫁修業を兼ねて、のちに五代将軍となる綱吉が藩主を務める館林家に奉公に出た。男色にしか興味がなかった綱吉が、戯れに阿久里を抱き、阿久里は妊娠。だが、将軍になり他の愛する女性と結ばれた綱吉に、阿九里は復讐を開始する。やがて多くの人々を不幸にする、悲劇のドラマが幕を開けた……
大奥…それは女たちの迷宮…。幕末の動乱が近づく中、薩摩藩からの使命を帯びて、将軍の妻・正室となった篤姫。身分の高い正室でありながら、大奥の女たちにさげすまれるが、篤姫は持ち前の明るさと誇りで、それをはねのけていく!そして将軍との愛をはぐくむうちに、篤姫は使命と愛とのはざまで苦悩することになる…。