ネタバレ
名無し

平成期のノスタルジーを売りにしてるのに時代考察があまりにも雑過ぎる。「当時ってこうだったよな」的な語り口でお出しされるものも別に平成に限ったものではなかったり、当時ですら存在しないようなものばかり。
懐かしいアイテムが出てきてもいちいち説明口調、それに対して「あったあった!懐かしいー!」といちいちデカいリアクションするシージーもワンパターンでウザい反応をして終わり。それら一つ一つを掘り下げるだけで1話作れそうなものなのにお見せするだけで終わりはないだろ。結局平成ネタは早々に切り捨ててクラスメイトの三角関係やら無駄に長いエピローグで消費した印象しかない。
個人的には主人公の家を極貧な家庭としたのもいただけないと思った。金がないから盛り塩舐めるとか冷凍庫の霜でカキ氷とか、意味不明過ぎて何も感情移入できないしそんなもん平成どころか昭和や令和の子供でもやらねえよ。貧乏なクセに物はいっぱいあるし、母親の金の使い方も理解できなかった。ただ、(意図して描いてはないかもしれないが)母のク○親っぷりの生々しさはよく描けてた。
終盤、転生してきた平成世界は実はあるキャラの妄想の中の世界ということが発覚し、現実との平成と違う対する説明がなされた…けど、それで考察の甘さをフォローするのは無理がある。じゃあ前述みたいに「懐かしいー!」って言ってたシージーもといダンは何対して懐かしさ感じてたんだって話になるじゃん。存在しない記憶を懐かしんでたのか?
ともかく、エピローグ入ってからがダラダラと長く続いたのがキツかった。引っ張るような話でもなかったしもっと早く畳むべきだったんじゃないかな。

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