ひさぴよ1年以上前マンバ通信で知ったマウスは読んでおくべきだろうか。 完全版 マウス ――アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語 https://manba.co.jp/manba_magazines/10846 もっとアウシュヴィッツを描いた漫画を読みたいのだけど、日本の漫画だとあんまりないんだよね自由広場読んでおくべき戦争漫画は?4わかる
酒チャビン1年以上前昔の巨匠は皆少女まんがも書いていたようです。こちらの作品はあしたのジョー等でお馴染みのちばてつや先生による少女マンガものとなります。 とはいえ、今我々が「少女マンガ」と聞いてイメージするものとはだいぶ作風が異なります。主人公が少女なだけで、結構普通のといったら変ですが、老若男女問わずに楽しめる物語なので、ジェンダーレスに楽しめると思います。 まぁ同じエンタメでも映画なんかは別に「男子向け」「女子向け」とかそこまでないので、不思議ではないですね。 気になるストーリーの方なのですが、都会っ子のおてんば娘である主人公のミチ(小五)が親の都合で離島に移住してくるところからスタートします。初めは島民たちが閉鎖的だったりするのですが、持ち前の快活さですぐに打ち解けます。ただ大人たちはそうもいかず、ミチの両親と大人の島民たちとの間で揉め事などが頻発してしまいます。 台風がきて島全体が壊滅的な打撃を受け、大人たちが皆自失してしまっている中、そんな大人を励ますためにミチを筆頭に子供たちが力を合わせて運動会を開催するシーンは、現代社会で忘れてしまった何かを思い出させてくれるようで、思わず落涙せざるを得ませんでした。島っ子初ちば先生の少女マンガもの5わかる
ゆゆゆ1年以上前入りたかった会社のグループ会社(おそらく末端)へなんとか就職できた、吃音のある主人公。 超ブラック企業で過労死目前まで働いて、気づいたこととは――。 この読み切りは黒ベタが多く、さらに吹き出しが楕円でなく、円。 それだけなのに、幸せでなさそうなSF感というか、なんというか、不穏な雰囲気が醸し出されている。 そして、冒頭から怪物がでる世界とあるのに、怪物がほとんど出てこない。庵野版ゴジラのカイジュウのように、少ない。 出たと思ったら、それは主人公に関わりがあるところのみ。 でも実際、怪物が現れても我々の生活はそのくらいしか変わらないのかもしれない。 つらいなと思ったのが、母親からの不在着信に対して10日弱してから留守番電話へ録音する余裕が生まれたこと。 最後の不在着信からしばらくの間、母親から何も連絡がなかったのに、変だなと思えない心理状態だったこと。 もし主人公に身近な人へ相談する元気があったら。 たらればを考えてしまう。 ジャンプでこんな作品を!と衝撃を受けて、アプリ「ジャンプ+」の読者コメント欄を見たら、ファーストコメントが作者だったとあって、もう一度衝撃を受けた。BLACK -THE STORY OF MONSTER SYNDROME-現実世界は死んだら終わりだから全力で逃げて10わかる
たか1年以上前センスの塊というか漫画の原液というか。最近流行りの「でエンタメが極まったストーリーを超画力で描く作品」の対局な作品。 話は筋道も取り留めもなくナンセンスだし、パッと見だと絵はつたない。ただ妙に表現力と味わいがあって引き込まれる。 本当になんだかよくわかんないけど、このわからなさが心地よいと感じる作品。 もう何作品か読むことでいろんな角度からこの作家さんを見てこの方の作風というものを掴んでみたい!地層の女なんか分かんないけど良い4わかる
酒チャビン1年以上前中村先生のご芳名は知っていたのですが、BLの先生だと思っていたので、なかなか手に取る機会がなく、今回が初となりました。 まず思ったのが、話の完成度が高いです。ちょっとミステリものの感じがする不思議体験記です。BLとかって大体上下巻か1巻だと思うのですが、そのせいでしょうか、この話の完成度は、ちゃんと書く前から全部の話がまとまって書いてる感じだと思います。話を書いてるってことですね。 連載ものだとどうしてもやりながらみたいなところもあるので、そこはしょうがないのですが、これは連載ではなかったんですかね?? 改めてやっぱりわたしは話が好きだということがわかったので、こういう連載っぽくない数巻完結ものを今後しばらくは攻めていこうと思いました。 中村先生、気づかせて下すってありがとうございました。 本作は、面白い話が好きな方におすすめです。ウツボラ初中村先生2わかる
ゆゆゆ1年以上前これって読み切りじゃなくて連載なの?と、思わず確認してしまった。 柴田くん、なんで佐藤くんのフルネームを知ってるの? 中学校って、他のクラスでも目立つ人ならフルネーム(漢字含む)を知ってるものだっけ? 3年生になればそういうもの? 読み直したらあらすじも怖い。 普通の人は桜の木の下に埋まってないよ。 恐怖を覚えている間に、委員長がメガネ外すと実はかわいらしい顔立ちなんて伏線はおざなりにされてしまうくらい、柴田くんと佐藤くんは仲が良くなった。 先生すら存在を忘れてしまう柴田くん。 影が薄いってレベルじゃない。 この影の薄さを考えると、柴田くんは桜の木の下に埋められて殺された男の子で、実は幽霊でした!おしまい! みたいな展開か‥と安直に思いながら読んだら、斜め上から柴田くんがやってきた。大量に。 あーこわかった。 次回はどうなるんだろう。シバタリアンなにこれこわい6わかる